2歳を過ぎたら、トイレトレーニングを始めるお子さんは多いですよね。
先輩ママから話では聞いていたけれど、トイレトレーニングって実際にやってみると本当に大変…。
子供のトイレトレーニングに付き合いながら、親は精神修行をしているんじゃないかしら!?
と思えるほど、忍耐の日々が続きます。
こちらが「おむつをはずそう!」と思えば思うほど、子供は嫌がってなかなか進まないトイレトレーニング。
なんでそんなに嫌がるの!?
ここら辺でちょっと一息ついて、トイレトレーニングを嫌がるお子さんの気持ちについて考えてみませんか?
2歳の子がトイレトレーニングを嫌がる理由って?
2歳児は「イヤイヤ期」の真っただ中!
あれもイヤ、これもイヤ、もちろんトイレトレーニングだって「イヤ!」なんです。
嫌がるお子さんに無理やりトイレトレーニングをするのは、親にとっても精神的に大きなストレスになりますよね。
親がストレスを感じていること、お子さんは敏感に感じ取ります。
その結果、お子さんにとってもトイレトレーニング自体がストレスとなってしまいます。
そうすると、親子ともどもストレスの悪循環に陥ってしまいます。
また、2歳のころは、自我がだんだんに育ち始めているものです。
でも、まだまだ言葉で自分の気持ちを充分に表現するのはちょっぴり難しかったりします。
おしっこやうんちをオムツにしてしまって
「気持ちわるいよ」
「おむつが汚れたよ」
とか、
おしっこがしたくなった時に
「おしっこ出るよ」
「トイレ行く」
など、お子さんがスムーズに伝えることができるようになってからの方が、トイレトレーニングに取り組むストレスは少ないといえます。
ママが、「トイレでおしっこやうんちをして欲しい」「おしっこをもらして欲しくない」
と思っていると、お子さんは敏感にその気持ちを感じ取って、プレッシャーと捉えてしまいます。
うまくできなくて、失敗した時に、落胆したり、イライラしたママの顔を見ると、お子さんは悲しい気持ちになってしまいます。
そうすると余計にトイレトレーニングがプレッシャーとなり、「トイレに行くのイヤ!」となってしまうのです。
小さな子供ほど、お母さんのちょっとした表情や声のトーンを感じ取るものなのです。
トイレトレーニングの2歳児のおすすめのやり方は?
では、2歳児のトイレトレーニングはどんな風に進めていけばよいのでしょうか?
トイレトレーニングは身体の準備が整ってから始めましょう。
よく、「おしっこやうんちの間隔が1~2時間くらい空くようになったら」
といわれますが、これは膀胱がある程度成長していることの目安になるからです。
また、「おしっこやうんちが出そうなこと、出たこと」、この感覚を教えてくれるようになってからトイレトレーニングを始めましょう。
この感覚は、膀胱がいっぱいになると尿意が脳に伝えられるのですが、ある程度膀胱が成長していないとこの感覚がまだ分りません。
この感覚が分らないうちは、トイレトレーニングを始めてもうまくいきません。
お子さんの発育のスピードはみなそれぞれ異なります。
周りのお子さんと比べてあせることなく、成長に合わせてトイレトレーニングに取り組みましょう。
お子さんがママの言葉に反応して、首を縦に振ったり、横に振ったり、ある程度正しい理解力を示すようになったら、トイレトレーニングの始め時です。
まず最初は、一緒にトイレに行くところから始めてみてください。
「ママ、おしっこがしたいから、一緒にトイレに行こうよ!」
とお子さんを誘ってあげてください。
まずは、トイレに慣れることから、あせらずにゆっくりスタートしましょう。
もしトイレの雰囲気が暗い感じの場合は、お子さんが行きたくなるような可愛らしい雰囲気にしばらく変えてしまうのも効果的ですよ。
くれぐれもお子さんのペースを大切に、「まだ早いみたいだな」と感じたら、一旦思い切って中断して、様子を見ながら再開してみてください。
その方が上手くいくことも多いです。
一度始めたからといって、最後までやりきる必要はないですからね。
まとめ
2歳児のトイレトレーニングについてご紹介しました。
初めてのトイレトレーニングは嫌がって当然です。
上手くいかなくて当然なのです。
排泄は、心の状態と深く結びついてとてもデリケートで、長い時間をかけてゆっくりと形成されていくものです。
お子さんのペースを第一に、あせらず、ゆっくり、進めてくださいね(^^)