7月になると、子供が楽しみにしている七夕のイベントがありますよね。
毎年願い事を書いて七夕飾りを飾るご家庭も多いのではないでしょうか。
ところでみなさんは、七夕飾りの意味をどうやって子供に伝えていますか?
正しい意味を知らないと、上手に伝えるのは難しいですよね。
今回は、そんな七夕に込められた七夕飾りの意味や、童謡の歌詞の意味なども一緒にご紹介したいと思います。
七夕の子どもへの上手な伝え方って?
七夕とは、遊んでばかりだった織姫と彦星の夫婦が、父親によって離れ離れにされてしまい、7月7日の七夕の日にだけ天の川を渡って会うことができるという伝説です。
なので、子供に伝える時は
「織り姫様と彦星様が合うことができる日」
というように伝えてあげればいいのではないでしょうか。
天の川の上で織姫様と彦星様は会っているので、一緒に天の川を探すのも楽しそうですね。
どうして他の日に合うことができなくなったか聞かれれば、
「遊んでばかりだったから、あなたも宿題や勉強もしないとみんなに会えなくなってしまうかもしれないよ」
と伝えてあげると、勉強も頑張るようになるかもしれません(^^)
ちなみに七夕飾りには、それぞれ意味が込められています。
笹の葉を使用するのは、邪気や災いから守ってくれるからだと言われています。
短冊にも学業の向上や感謝の気持ちなどの意味が込められています。
提灯には、心を照らしてもらえるように。
輪飾りには、夢がつながって輪飾りのようにいつまでもつながるように。
折り鶴には、家族が健康で長生きできるように。
という意味があります。
七夕飾りを飾るときは、このように意味をどもに教えながらするのも、子どもも楽しんですることができますよ。
童謡七夕の歌詞の意味も子供に簡単に教えてあげよう!
七夕の童謡はとても有名で、七夕の時期が近づくとよく聞くようになりますよね。
1番の歌詞は、
♪「笹の葉さらさら 軒端に揺れる お星さまキラキラ きんぎん砂子」
というものです。
ここで出てくる「軒端」という言葉はどう意味かというと、名前の通り軒の端のことで、屋根の下の部分のことをあらわします。
最後の「砂子」というのは、金箔や銀箔を細かく粉のようにしたもののことです。
つまり
「七夕飾りをつけた笹の葉が風で屋根の下で揺れている。空の星は粉々にした金や銀のようにキラキラと輝いている」
という意味になります。
2番の歌詞は、
♪「五色のたんざく 私が書いた お星さまキラキラ 空から見てる」
というものです。
この五色とは、赤、青、黄色、白、黒のことです。
中国の五行説が由来となっていますが、黒は日本ではあまりいいイメージがなく、黒の代わりに紫を使われる場合も多いです。
2番の歌詞の意味は、
「七夕飾りの五色のたんざくはわたしが書いたものです。空ではキラキラ輝くお星さまがわたしが書いた短冊を見ている」
となります。
今まで意味をよく知らないで歌っていた人も多いかと思います。
ですが、意味が分かるとより楽しめますね。
ぜひお子さんと一緒に歌って、意味を教えてあげましょう。
まとめ
七夕は1年に1度、織姫様と彦星様が会える日だということを、子どもに伝えてあげましょう。
遊んでばかりいてはだめだということを教えるいい機会にもなります。
また、七夕飾りにもそれぞれ意味があるので、作ったり飾りながら教えてあげるとお子さんもきっと喜びますよ。
童謡を歌う時にも、こんな意味だよ、と教えてあげましょう。
七夕は子供にとってとても楽しいイベントですが、意味を知るとさらに楽しく感じられます。
七夕のお祝いをするときは、ぜひ七夕の意味や童謡の意味を教えてあげて、お子さんと一緒に七夕をより楽しみましょう。