舞茸などのきのこ類は栄養価も高く安いので、いろいろな料理に使うことができますよね。
さまざまな食べ方がありますが、あまり生で食べるイメージはありません。
ところで、きのこ類は生で食べることは可能なのでしょうか?
また、栄養たっぷりの舞茸の栄養価を落とさずに食べるにはどんな方法があるのでしょう?
今回は、生で食べられるきのこはあるのか、舞茸の栄養を落とさずに食べるにはどんな調理法がおすすめなのかなどについて、ご紹介したいと思います。
生で食べられるきのこってある?舞茸は?
結論から先に言いますと、きのこ類は基本的に加熱食材で、生で食べることはできません。
理由は、きのこには微量ながら有害物質が含まれているので、加熱しないとその有害物質をそのまま摂取してしまうことになるんです。
きのこはそもそも菌ですので、加熱して食べることが前提となっています。
きのこを生で食べることで起こる症状としては、腹痛や嘔吐、下痢などがあります。
生で食べてしまうときのこ中毒やアレルギーを起こしやすくなりますし、何より美味しくありません…。
きのこ類のうまみ成分は加熱などをして細胞を壊されることによって出来るので、生のままだとそのうまみ成分が閉じ込められたままなので、味もほとんどしないんです。
舞茸ももちろん他のきのこ類と同じで、生で食べることはできません。
ですが、きのこの中で唯一生で食べられるのが、マッシュルームです。
マッシュルームもどんなものでも生で食べられるのではなく、収穫から2~3日以内のものだけ生で食べられます。
つまり、スーパーなどに並んでいるマッシュルームはもう生で食べられない可能性が高いと思って間違いないです。
ちなみにマッシュルームは生で食べると、パキパキとした食感です。
生のマッシュルームも美味しいですが、新鮮なうちにできるだけ早く食べるようにしましょう。
舞茸の調理方法で栄養価を落とさないおすすめの方法は?
舞茸はとても栄養価が高いと有名ですね。
血行の促進効果が期待できる「ナイアシン」、むくみ予防効果が期待できる「カリウム」等など。
それら以外にもたくさんの栄養素が含まれているスーパーフードです。
まず、舞茸の調理の基本として、汚れていても水で洗ってはいけません。
舞茸の栄養価には水溶性のものもあり、水に浸けてしまうと溶けてなくなってしまうんです。
今まで使用前に洗っていた方は、今日から気を付けるようにして下さいね。
また、舞茸自体も水分に弱いので、洗ってしまうと美味しくなくなってしまいます。
舞茸が汚れていたら洗うのではなく、キッチンペーパーなどで優しくふき取るようにしましょう。
先ほどきのこのうまみ成分は加熱などによって出てくるといいましたが、逆に栄養は熱に弱い成分もあります。
そのため、加熱はできるだけ短時間で行うのがおすすめです。
天ぷらやソテーにすると、短時間の加熱で食べることができるので、いいですよ。
スープなどにした際も、煮汁も飲むと溶けだした栄養を摂取することができます。
また、舞茸を保存しておく時に干して乾燥させて保存しておくと、なんと栄養価が3倍にもなるのでとってもおすすめです。
香りも強くなり舞茸の風味をより楽しめるので、手間はかかりますが舞茸の栄養を最大限に引き出すことができますよ。
舞茸を日々の健康に取り入れたいと思っている方は、ぜひ一度試してみてください。
まとめ
きのこ類は基本的に加熱食材で、生で食べるとアレルギーや中毒で腹痛、嘔吐、下痢などを起こすことがあります。
きのこの中でも唯一生で食べられるのはマッシュルームで、収穫から2~3日以内だと生で食べることができます。
舞茸は加熱しないと有害物質は含まれているので、生では食べることはできません。
舞茸の栄養価を落とさずに取るにはなるべく加熱時間を短くして食べるか、溶けだした煮汁まで飲めるスープなどがおすすめです。
乾燥させると栄養価が3倍になり、さらにたくさんの栄養を摂ることができるようになります。
きのこを生で食べるのは危険なので、マッシュルーム以外はきちんと加熱してから食べるようにしましょう。