鉢植えの胡蝶蘭をもらうと、とっても嬉しいですよね。
胡蝶蘭は花が優雅で美しく色味も鮮やかで、その独特な花の付き方から見栄えが非常に良いので、見ているだけで心がウキウキしてきます。
ただ、今は綺麗だけど花が終わって枯れてきたらどうしたらいいのだろう、と考えている方も多いのではないでしょうか?
花が徐々に落ち始めると、見た目も少しさびしくなり、もう処分するしかないのかなと思ってしまいますが、そんなことはありません。
胡蝶蘭は一度花が全て落ちてしまっても、管理・手入れ次第でまた楽しむことができるのです。
今回は、花が咲き終わった胡蝶蘭の育て方をご紹介します。
また、鉢植えの胡蝶蘭の寿命についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
胡蝶蘭の育て方で枯れ始めたり花が終わったらどうすればいい?
花が落ちた胡蝶蘭の育て方は以下のとおりです。
胡蝶蘭の花が落ちたら、まずは花が付いていた部分を切り落とします。
花が咲いていた部分はもう再び花を付けることはないので、すぐ下の節の所からすっぱりと処分してしまって大丈夫です。
長すぎる場合は下から4~5節ほど残すと良いでしょう。
こうすると、新たな芽が出て比較的早めに次の花が咲きます。
なお、翌年に次の花を楽しみたいという場合は、節を残さないように最下部3~5cmの所できる必要があります。
胡蝶蘭をもらった時に付いていたラッピングなどの飾りや支柱は、この時点で全て取り除きます。
余分なものはなるべく早めに取り除いてあげたほうが、胡蝶蘭へのダメージが少なくて済みます。
また、下の葉っぱが黄色や茶色に変わってしまっている場合は、残念ながらいずれ枯れてしまうものなので捨てるしかありません。
ここでは青々としている元気な株だけ残すようにしましょう。
株ごとに分けて鉢に移します。
重要なのが水やりです。
毎日頻繁に水をやるのは根腐れの原因になるのでNG。
土や水苔の表面が乾いたら、その都度たっぷりめの水をやり、その後はまた表面が乾くまで放置するようにしましょう。
20℃前後の室内に置いておけば、早いものだと2~3か月程度で再び花を咲かせるでしょう。
ただし、株の状態や環境によっては半年以上かかるものや、場合によっては花を咲かせることなく枯れてしまう株もあります。
根気よく管理をして待つことが大事です。
2度目の花はもらった時にも増して嬉しいものですよ!
胡蝶蘭の鉢植えの場合の寿命ってどれぐらいなの?
いただいた胡蝶蘭は開花した美しい状態で約1か月、咲くタイミングが上手くずれて新しい花が咲くものであれば約3か月の間、綺麗な花を楽しむことができます。
そして、一度花が落ちた後でも、上に書いたとおり2度目の花を咲かせます。
その後、管理・手入れをすれば何度も花を咲かせ、10~20年もの長い間楽しむことができる非常に寿命の長い植物です。
驚くことに、中には50年も枯れずに花を付けた株もあるということです。
できるだけ長く楽しむには、水をやりすぎないことと、直射日光の当たらない明るく風通しの良い場所においてあげることが重要です。
もともと熱帯の地域の植物なので、できるだけ15~20℃前後の温かい環境を好みます。
根腐れと病気・カビには気を付けて、優しく見守りましょう!
まとめ
今回は、花が咲き終わった胡蝶蘭の育て方と鉢植えの胡蝶蘭の寿命についてご紹介しました。
胡蝶蘭は生命力の強い植物ですので、花が落ちてしまっても何度も楽しむことができます。
せっかくいただいた胡蝶蘭、すぐに処分してしまわずに大切に育てるのも楽しいですよ。
花言葉の「幸福が飛んでくる」のとおり、見るものを幸せにしてくれるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!