夏が近づいて気温が高くなってくると、徐々にクーラーの利用を意識し始めますよね。
しかし、クーラーの電気代は高く、使い始めるのが早すぎるともったいない?
と思っている方が多いと思います。
クーラーは、何度くらいからつけるのが一般的なのでしょうか?
また、ドライ機能で除湿をした方が節電になるのでしょうか?
今回は、そんなクーラーを使い始める温度や、ドライ機能の効果などについて、ご紹介します。
日中や夜のクーラーみんな何度からつけるの?
クーラーは、一般的には28℃~30℃を超えると使い始める人が多いようです。
28℃というとかなり暑くなっていますし、クーラーがないと確かに不便ですね。
一般的にはクーラーの使い始めは28℃~30℃ですが、自分が暑くて不快だと感じるようになれば、もちろんいつからでもつけて大丈夫です。
不快に感じるかどうかは気温だけでなく、湿度も関係しています。
例えば室温が27度であっても、湿度が70%以上にもなるとかなり蒸し暑く感じます。
かなり暑さを感じているのに、我慢しすぎると熱中症になってしまう可能性もあります。
体感温度は人それぞれなので、同じ気温でも暑さの感じ方は全然違います。
我が家では不快な暑さを感じたらできるだけ我慢はせず、代わりに他の面で節約するように心がけています。
もちろん初めは扇風機で暑さをしのぎますが、やはり扇風機では限界があります。
6月頃から熱中症にかかる人が増えてくるので、6月を過ぎたらクーラーを使い始めることをおすすめします。
夜のクーラーも、暑くて寝苦しいと感じたらつけるようにするのが賢明です。
暑いのを我慢して寝てもやはり気落ちよく眠ることができず、睡眠不足になり余計に夏バテにもなりやすくなります。
寝ている間の冷やしすぎや電気代が気になるようなら、高めの温度に設定したり、タイマー機能を利用してみましょう。
クーラーを節電しようと思ったら冷房よりドライ機能で除湿する方がいい?
エアコンには冷房、暖房の他にもドライ機能という機能がありますよね。
ドライ機能をつけると湿度が下がるだけでなく、涼しくなったように感じますよね。
ドライ機能には実際に、湿度だけでなく温度も下げているんです。
というのも、ドライ機能は部屋の空気を中に取り込み、その空気を冷やすことで空気の湿度を下げ、出てきた水分を外に排出して乾いた空気を部屋に戻します。
エアコンの中で空気を冷やしてそのまま外に出しているので、温度も少し下がって涼しくなります。
クーラーの冷房機能と除湿機能は、温度を下げるためか湿度を下げるためという目的の違いだけで、していることはほとんど同じなんですね。
ドライ機能にも「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という機能があり、弱冷房機能が先ほどご紹介した冷やした空気をそのまま部屋に戻す機能です。
対して「再熱除湿」は、一度冷やした空気をまた室温と同じ温度にまで温めてから部屋に戻しているんです。
なので、普通の冷房よりも手間がかかっているということになります。
つまり再熱除湿では、空気を冷やす分の電気代と温める分の電気代がかかり、普通の冷房機能よりも電気代が高くなってしまいます。
湿度を下げたいときに弱冷房除湿で湿度と温度も下げると冷房よりも節電になりますが、再熱除湿でドライ機能を使ってしまうと普通にクーラーを使うよりも電気代がかかるので、注意してください。
まとめ
クーラーを使い始めるのは、28℃~30度を超えると使うという人が多いようです。
熱中症の危険もあるので、ご自身が不快な暑さを感じるようならあまり我慢をし過ぎないようにして下さい。
夜にも快適な睡眠のため、寝苦しくなったらクーラーをつけるようにしましょう。
ドライ機能は湿度の高い日に弱冷房除湿を使うと節電になりますが、再熱除湿は余計に電気代が高くなります。
夏を元気に過ごす為にも、上手にクーラー使って頂きたいと思います。