夏になると現れる蚊。
昔から使われている蚊よけの定番と言えば蚊取り線香ですね。
現在では、線香タイプ以外にもコンセントを使う電気タイプも登場して、以前より進化しています。
蚊を寄せつけないように作られているので【蚊取り線香】と呼ばれていますが、他の虫には効果はないのでしょうか?
ダニやハエにも効き目があるととても嬉しいですね。
今回はそんな蚊取り線香について色々とご紹介していきたいと思います。
蚊取り線香はハエにも効く?ダニやゴキブリには!?
蚊取り線香の主な殺虫成分は除虫菊に含まれているピレトリンという成分です。
現在は、このピレトリンを含んでいる蚊取り線香はうずまきタイプがほとんどで、液体タイプのものは科学的に作られた、ピレスロイドという成分を含んでいる物がほとんどです。
ピレトリンもピレスロイドも虫以外にも、冷血動物には効き目があります。
例えば、ハエやダニといった虫以外、魚や爬虫類、両生類にも影響があります。
しかし、虫によって効果が出る割合が違うため、通常の蚊取り線香では蚊以外の虫に対しての効果は薄いです。
もともとは、自分の周りの周辺に蚊を寄せ付けない程度の範囲のみ効果があるようにしか作られていません。
しかし、最近はハエやヤブ蚊などにも効くタイプも発売になったので、もし、睡眠中にハエなども気になる場合はこちらのタイプを使ってみて下さい。
このタイプの蚊取り線香は強力なため、キャンプやガーデニングなど外での活動での虫よけにも最適です。
アウトドアがお好きな方におススメです。
ダニやゴキブリに対しは念ながら蚊取り線香にはあまり期待できませんので、専用の駆除剤で駆除するようにしましょう。
ダニアレルギーをお持ちの方の原因はダニ本来より、ダニの死骸やダニのフンを吸引したり触れる事によって発症します。
スプレーでダニの駆除をするだけでは解決にならないのでしっかり、掃除機をかけフンや死骸を取り除き、清潔さを保ちましょう。
ゴキブリは生命力が強いため駆除用のスプレーでもしっかり当てないと効果がありません。
本気でゴキブリの駆除を望むなら、強力な煙で退治するバルサンタイプの駆除剤が一番良いと思います。
蚊取り線香の効き目の範囲はどれぐらいが目安?
蚊取り線香の効果範囲は、煙のあるところだけです。
メーカーによって違いますが、通常は一つのうずまきで6~8帖分の目安になります。
だいたい、持続時間は7時間前後です。
昔は、寝る時に蚊をよせつけにように使われていたので、起きた時火が消えているように効果範囲も自分の周りぐらいで7時間程度というのが多かったです。
最近は、ミニサイズや太巻きと言ったサイズも発売になっているので自分が使う用途で選ぶと良いですね。
蚊取り線香の成分で天然成分100%と書かれているものなら煙を吸っても人体への影響はありません。
しかし、吸いすぎると気管が弱い方等は苦しくなる事もあるので、適度に空気交換をして、空気の流れを作ってあげて下さい。
蚊取り線香の効果的な使い方
蚊取り線香の殺虫成分は下から上へと流れます。
足元に置いておくと効果的ですが、小さなお子様やペットがいる場合だとイタズラをする可能性があるので置く場所に気を付けて下さい。
風があると、全体に行き渡りやすいので窓際やベランダがおススメです。
風がなければ扇風機をあててあげるとよいです。
蚊取り線香には殺虫効果と同時に予防する効果があるため、あらかじめ蚊のシーズンに入る前に蚊取り線香を焚いておくとよせつけなくなります。
まとめ
蚊取り線香はとても効果が高いです。
ですが、火を使う物なので小さなお子様やペットいる家庭ではしっかりと管理をして使用するようにしましょう。