うなぎを食べていると、骨が喉に刺さってしまった、なんて経験がある方も、意外と多いのではないでしょうか。
魚の骨が喉に刺さると、痛みや違和感で気持ち悪いですよね。
うなぎなどの魚の骨が喉に刺さってしまった場合、ほっておいても溶けてそのうちなくなるのでしょうか?
それとも、早急に病院に行った方がいいのでしょうか?
今回は、そんなうなぎなどの魚の骨が喉に刺さってしまった時の対処法や、受診する病院についてなどをご紹介したいと思います。
うなぎの骨が喉に刺さっても溶ける!?どう対処すればいい?
うなぎ等の魚の骨が喉に刺さってしまった場合、ほっておいても溶けてそのうちなくなりそうな気もしますよね。
しかし残念ならが、喉のにあるものが勝手に溶けるということはまずありません。
胃に入ったものが自然と溶けるのは、胃酸によるもので、喉自体にはものを溶かす力がないため、溶けることはないんです。
溶けてなくなったことがあるという方もいらっしゃいますが、それは溶けたのではなく、自然に抜けてなくなっただけなのです。
ほっておいても自然に抜けるのであれば、ほっておいて大丈夫なのではと思うかもしれませんが、必ず自然に抜けるとは限りません。
ほっておいてもなかなか骨が抜けず残っていると、骨が刺さった部分が炎症を起こし、化膿してしまう危険性もあります。
魚の骨が喉に刺さってしまった場合は、痛みが激しくない場合には、1~2日ほどは自然に抜けるのを待ってみても大丈夫です。
しかし、それでも抜けない場合は対処して取るようにした方が望ましいです。
また、ご飯を丸呑みすることで一緒に骨が抜け落ちていく、という方法はよく聞きますが、この方法は実は正しくありません。
というのも、確かにご飯を丸呑みすることで骨が抜けることもありますが、逆にご飯に押されて、さらに奥深くに刺さってしまう可能性もあるからです。
なので、ご飯の丸呑みという方法は、あまりおすすめできません。
自分でできる対処法としては、うがいをする、ピンセットで抜くなどの方法があります。
うがいをすることで骨が抜け落ちることもありますが、いきおいをつけすぎると出血することがあるので、気を付けながらしましょう。
自分で鏡を確認して見える位置に骨がある場合は、自分で取ることもできます。
しかし、見えてもいないのになんとなくの位置で取ろうとしてしまうと、悪化させてしまうことがあるので、きちんと見えている時だけにしてください。
魚の骨が喉に刺さって取れない場合は病院は何科に行けばいい?
もしも魚の骨が喉に刺さってしまい、 なおかつなかなか取れない場合は、病院で取ってもらう必要があります。
喉に刺さった魚の骨を取り除いてくれるのは、何科の病院がいいでしょうか?
おすすめは、「耳鼻咽喉科」です。
喉の魚の骨が見えている場合はピンセットで取ってくれ、見えない場合は内視鏡で確認しながら取り除いてくれます。
気になる費用ですが、刺さっている箇所や処置方法にもよりますが、目安の費用は1,000円~10,000円ほどです。
もちろん病院で抜いてもらう方法が一番安全で確実なので、自分で取れそうでも病院で取ってもらう方がベストです。
痛みがひどくなってきたり、喉が腫れてきたときは炎症を起こしているので、自然に抜けるのを待たずにすぐ病院を受診してください。
自分で抜くのが不安な場合や、なかなか取れない場合は、炎症が起こる前に病院を受診して取ってもらうようにしましょう。
まとめ
うなぎを食べて喉に骨が刺さってしまった時は、抜けない限り自然に喉で溶けることはありません。
ですので、長期間ほっておかないようにしましょう。
刺さったままだと炎症を起こし、痛みがどんどん悪化してしまいます。
見えている場合は自分でピンセットを使って取ることもできますが、病院で取ってもらう方法が一番安全です。
魚の骨は喉で溶けることはないので、自分で取るか病院で取ってもらなどの対処法で、できるだけ早く取り除くようにしましょう。