夏になると「海開き」という言葉をテレビや雑誌でよく目にします。
「海開き」とは、その年初めての海水浴場の開設や行事のことを言うのは皆さんご存知かと思います。
では、反対に「海閉じ」という言葉はあるのでしょうか?
また、海があるなら山はどうなんでしょう?
「海開き」の反対の意味の言葉ってあるのか気になったことはありませんか?
今回は、「海開き」について、その反対語や海開き前の海水浴について解説します。
また、それと関連して「山開き」についても詳しくお伝えしますので、毎年この時期になると気になってしょうがない!
という方は、ぜひ最後までご覧ください!
海開きの反対語ってあるの?海開き前に入るのは危険なの?
まず、そもそも「海開き」とは、先ほど述べたとおり、その年初めての海水浴場の開設や行事のことを言います。
「浜開き」と呼ぶ地域もあります。
イベントとしては、海水浴シーズン中の安全と繁盛を祈願し、神主などを招いて神事としての祈祷をしたりすることが多いです。
その後お待ちかねの海水浴となります。
例年よくニュースなどで子供たちが肌寒い中はしゃぐ姿が見られますね。
では、「海開き」前に海に入ってもいいのでしょうか?
答えは、ずばり入ってもいい!
ですが、何が起きても全ては自己責任。
実際にサーファーやボート乗りの人たちは自由に海に入っていますよね。
海開きは海水浴に適した水温かどうか、水質や砂浜の状態に危険はないかなど、様々な要素を考慮して日時が決められます。
ですので、海開きが始まってから海水浴をするのが一番安心です。
それを無視して海水浴をするのは一般人にはとても危険ですので、避けたほうが無難です。
もちろん海水浴や立ち入りが禁止されている海域で泳ぐのは厳禁です。
次に、「海開き」の反対語について。
海水浴シーズンの終わりに行われるものとして、静岡県の伊豆市では「海じまい式」が、佐賀県の唐津市では「海閉じ式」があります。
イベントは特に行われなくても、遊泳禁止や砂浜の閉鎖となる時期を海じまいや海閉じと呼ぶ地域は多いです。
また、海ではなく山でも同様に「山開き」や「山じまい」「山閉じ」「山納め」という言葉があります。
むしろ、語源としては「山」の方がもともと使われていて、それに倣って海にも同様に使われるようになりました。
一般的には「海開き」が浸透しているので、これには少し驚きですね。
山開きの反対語ってあるの?
「山開き」とは、その年に初めて一般の人に登山・入山が開放されることを言い、登山者向けの山小屋などもオープンします。
山登りが好きな人にとっては待ちに待った日といえるかもしれませんが、都心部の人にはあまり馴染みのない行事かもしれませんね。
その反対語としては、前述のとおり、「山じまい」や「山閉じ」、「山納め」という言葉が使われています。
たとえば、富士山では吉田市で毎年8月26日・27日に行われる「吉田の火祭り・すすき祭り」の日を「山じまい」と呼ぶます。
その後9月上旬には登山ができなくなります。
このお祭りは大きな松明が通りに何十本も並ぶなど、とても盛大に行われるようですので、富士登山とともにぜひ一度は行ってみたいイベントでしょう。
「山開き」「山じまい」だけでなく、「川開き」「川じまい」、「プール開き」「プールじまい」、「鵜飼開き」「鵜飼じまい」などなど、四季や自然が豊かな日本ならではの様々な行事があります。
まとめ
今回は、「海開き」の反対語や海開き前の海水浴はできるのか、また、それと関連して「山開き」についても解説しました。
海にも山にもそれぞれ楽しむのに適した時期があり、その始まりと終わりには様々な行事やイベントが存在します。
海や山に行かれる方は、情報を事前にしっかりと調べて、事故や怪我のないよう十分に気を付けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!