煙を感知して火災を知らせる火災報知器は現在、ビルはもちろん住宅でも設置は義務となっています。
トイレでたばこを吸うだけでも反応する火災報知器。
家でどんな事に気を付けたらよいでしょうか。
蚊取り線香を焚いただけでも反応するのでしょうか?
夏に蚊取り線香を使ってみようと思っている方はちょっと気になるところですね。
今回はそんな疑問を解決して頂きたいと思います。
火災報知器の作動条件は?蚊取り線香でも作動する事ってある?
火災報知器には煙感知器、熱感知器、炎感知器といくつか種類があります。
反応する対象物が違い、煙感知器は煙に対して、熱感知器は火に対して反応します。
火事はまず、煙が出て、熱が出て、火が発生します。
一番初めの煙の段階で気づく事が出来れば早めに対処する事ができます。
通常の家庭では、煙に対する煙感知器を設置いる所が多く、火を使いよく煙が発生するキッチンに設置される事は少なく、だいたいリビングか寝室に設置されます。
火災報知器は、ある程度たくさんの煙が出ないと反応しません。
例えば、線香1~2本程度の煙では反応しないという事です。
反対に反応してしまうケースは締め切った部屋で、何人もの方たちでたばこを吸ったり、火災報知機に直接、煙を吹きかけたりした時に反応します。
よって、蚊取り線香程度で火災報知機は反応する事はありません。
しかし蚊取り線香の煙がこもった部屋にいると、苦しくなったり、気分が悪くなる事もまれにあるので、適度な空気交換をしましょう。
蚊取り線香の使い方で室内ではどう使うのがおすすめ?
蚊取り線香を使う時はうずまきタイプと液体タイプがあります。
小さなお子様やペット飼っているわけではなければ、除虫菊の成分100%の天然の物で出来ているうずまきタイプがおススメです。
室内で使う時は、どうしても煙を吸ってしまう事もあるかもしれません。
天然の物であれば、多少のせきこみなどは吸いすぎたらあるかもしれませんが、体内への影響はないので安心です。
では、効果的に使うための置き場所です。
基本は、風のあたる場所です。
窓際やエアコン、扇風機のそばが良いでしょう。
煙は、下から上へと行くので、床に近い場所に置いたら全体に行き渡ります。
どうせ、上にいくならどこでも良いと思われがちですが、煙とは反対に、煙に含まれる殺虫成分は下へと流れます。
なので、高い位置に置いてしまうと、下まで到達するのに時間がかかります。
あらかじめ一番低い場所に置いておいた方が早く効果が発揮できるという訳です。
蚊取り線香に含まれる殺虫成分は蚊以外の虫や、魚、爬虫類などにも効果があります。
しかし、それぞれ、虫によって影響する分量が違うので、蚊取り線香程度では、蚊ほどの小さな虫しか影響がありません。
しかし、全く影響がないとは言えないため、熱帯魚やカブトムシ、クワガタといった昆虫がいる部屋では使用しないのがおすすめです。
まとめ
蚊取り線香ぐらいの煙では、火災報知器が鳴る事はめったにはありません。
しかし、蚊取り線香の火が誤って、フロアマットや絨毯などに移り、そこから火事になるケースは過去、実際にありました。
火を扱うものなのでできれば、睡眠中は使用を避け、専用のケースの中で使用していきましょう。
もともと、蚊取り線香についている専用のケースでもかまいませんが、最近は、見た目がおしゃれなケースも販売されています。
蚊取り線香が入っているのがわからない隠すタイプやあえて見せるタイプ、落ちた灰の掃除が楽な物やケース自体洗うのが楽なものまで、さまざまタイプの物があります。
自分は何を一番優先させたいかで選ぶのがいいですね。
せっかくなら、部屋のインテリアとして馴染む物を選ぶと、役割を終えた冬でも、そのままインテリアとして活用できるかなと思います。