エアコンを使用する際に、同時に必要となるにが室外機です。
ですが、バルコニーやベランダがない部屋や置く広さがない場合、エアコン設置は不可能なのでしょうか?
また、エアコンが設置できない時の代わりとなる家電はあるのでしょうか?
今回はそんなエアコンの室外機が置けない場合の対処法についてご紹介していきます。
エアコンの室外機置場がない部屋の冷房ってどうすればいい?
室外機は、実はいろんな置き方があります。
通常の床に置くタイプ以外にもいくつかあるので、もし、置き場所に困っている場合、あてはまる場所はないか確認してみましょう!
■ 天吊り
ベランダの天井に架台を取り付け、その上に室外機を設置します。
洗濯機を置いたら何も置けないといった狭いバルコニーでも、室外機がバルコニーから飛びださないサイズなら設置できます。
■ 壁掛け
建物の外壁に金具で専用の架台を取り付ける方法です。
バルコニーがない部屋でも設置できますが、賃貸や高層マンションに住んでいる場合は、大家さんと業者さんとの相談になると思います。
■ 屋根置き
屋根に架台とともに設置する方法です。
二階建ての戸建てでよく使われます。
もし、これでも室外機を置く場所がない場合は室外機の必要のないエアコンもあるのでそちらを使ってみて下さい。
床置きタイプと窓にはめ込むタイプに分かれます。
室外機が要らないエアコンのメリット・デメリット
◎ メリット
本体価格が安い
室外機設置の必要がないため、設置費用が安い。
低い位置から風を送る事が出来る
× デメリット
運転音が大きい
電気代が高い
広い部屋では効果が薄い
クーラーの代わりになる家電ってどんなのがある?
室外機がどうしても置く事ができなかったり、部屋にクーラーを設置する穴がない場合は、代わりの冷房家電で代用してみて下さい。
■ 冷風扇
水が蒸発する気化熱を利用した冷房家電です。
扇風機と似ていますが、水やドライアイスを使い、吸い上げた水がフィルターを通る事によって、冷たい風が出ます。
扇風機と同じで、部屋全体を冷やす効果はありません。
睡眠中に使用する際は、体に直接あたり続けると、冷えすぎるので風の向きを考えるか、タイマーを使うようにしましょう。
水を使うので締め切った部屋だと、湿度は上がります。
■ 冷風機
別名スポットクーラーと言って、室外機と室内機が一体化した小型のエアコンになります。
持ち運びに便利でエアコンより本体価格が低いです。
本来、外に設置される室外機が本体にくっついているため、背面から熱風がでるので、窓をあけて排熱する必要があります。
消費電力が高いため、使いすぎると電気代に影響します。
■ 扇風機
一番良く使わる冷房家電です。
値段もピンキリですが、性能的にはどれもだいたい差はありません。
手ごろに使いやすいので、値段より見た目で選ぶ人が多く、コンパクトなタイプほど値段が高くなりがちです。
■ 除湿器
部屋の湿度を下げてくれます。
体感的に同じ温度でも湿度が低い方が涼しく感じやすいです。
気温が高い日は除湿器だけでは効果がない事もあるので、雨が降っている日や、湿度が上がりがちな冷風扇を使う時は一緒に使うと良いでしょう。
クーラーほどの部屋をキンキンに冷やす力はありませんが、自然な風が出る分、人工的な風や体が冷えやすい人にはおすすめの家電です。
まとめ
今は、室外機の置き方にもいろんな方法があるので、一度業者さんと相談してみてもよいと思います。
単身用の賃貸にはクーラーが設置ずみの場合も多いですが、古い賃貸の部屋の場合、クーラー自体も古い事が多いです。
製造が10年以上たつクーラーだと燃費が悪い事も多く、それだけでも電気代が高くなりがちです。
他の、冷房家電と併用する事で、使う時間を短縮出来たり、設定温度を上げる事ができ、結果節電にもつながります。
クーラーに頼りすぎず、他の家電も上手に併用してみましょう。