昔からあるゴキブリの退治方法として、ゴキブリホイホイがあります。
ゴキブリを粘着力で捕まえるというシンプルな構造です。
ですが、詳しい仕組みや粘着力について知っている人はあまりいないのではないでしょうか?
また、ゴキブリホイホイを手作りで作ることはできるのでしょうか?
今回は、そんなゴキブリホイホイの仕組みや粘着力、手作りできるのかなどをご紹介したいと思います。
ゴキブリホイホイの粘着力や仕組み等をご紹介!
ゴキブリホイホイの仕組みはとてもシンプルです。
ゴキブリが好きな匂いで誘い出し、やって来たゴキブリを粘着シートでとらえ、逃がさないようにします。
なので、殺虫能力はありませんが、逃げないので確実に自分で対処することができます。
しかし、ゴキブリは頭がよく、ゴキブリ同士でネットワークを持っていると言われています。
ゴキブリホイホイに引っかからなくなってきて、昔のゴキブリホイホイでは徐々に捕まえることができなくなってきました。
また、昔のものは粘着力もそこまで強くなく、もがくと逃げてしまうこともありました。
ゴキブリは生命力が強いので、少しエサを食べないくらいでは、簡単に死にません。
粘着シートにつかまった後でも、しばらくの間は活きているので逃げようともがきます。
その間に、逃げられてしまうことがあったんですね。
ですが、最近のゴキブリホイホイも進化してきていて、さらにゴキブリを捕まえやすくなりました。
まず、今まで以上にゴキブリが好む匂いを出すことで、ついゴキブリがよってきてしまうほどの強力な誘引剤が取り付けられています。
ゴキブリホイホイを罠だと怪しむ前に、引き寄せられてしまうんですね。
そして、昔はそのまま粘着シートに引き寄せていたのですが、最新のゴキブリホイホイは、まず粘着シートの前に、足ふきマットというものがついています。
ゴキブリの足には油分や水分がついているので、今までのようにそのまま粘着シートにおびき寄せると、その油分や水分によって粘着力が弱まってしまうことがありました。
粘着シートの前に足ふきマットがあると、足についている油分や水分を吸収してくれるので、粘着シートの効果を上げることができます。
さらに、粘着シートの粘着力自体も強力になっているので、もがけばもがくほど絡みつくようになっていて、一度入ってしまえば逃げられないほどになっています。
シンプルな仕組みでも強力で、確実に捕まえることができるようになっているので、安心ですね。
ゴキブリホイホイは手作り出来たりするの?
匂いでおびき寄せたゴキブリを逃げられないようにして捕まえるゴキブリホイホイですが、実は簡易なものだと手作りで作ることができます。
まず用意するものは、
① ペットボトル
② 煮干し・かつお節
③ マーガリン
です。
ペットボトルの下から10センチの高さで、ハサミで切り、コップのような形にします。
次にペットボトルの底に、そこが見えなくなるくらいにかつお節と煮干しを入れます。
ペットボトルの切り口の内側にマーガリンを第一関節くらいの幅でたっぷり塗ります。
最後に外側を黒い紙などで覆って見えないようにして、完成です。
こんな方法でどうやってゴキブリをとらえるのかと思うかもしれませんね。
実は、ペットボトルに塗ったマーガリンによって足が滑り、外に出られなくなってしまうんです。
煮干しやかつお節はゴキブリが好む匂いなので、引き寄せられたゴキブリはペットボトルの中に入ってきます。
そこでマーガリンに足をすくわれて、逃げられなくなってしまうんですね。
この方法はとても簡易ですが、ゴキブリホイホイと比べるとやはり効果や持続期間は短いです。
そのため、ゴキブリホイホイがない時にゴキブリを見かけた際の応急処置という感じで使うといいですね。
まとめ
ゴキブリホイホイは、とてもシンプルな仕組みですが、最近のものは進化しているので、しっかりゴキブリを捕まえることができます。
手作りでも簡易なゴキブリホイホイは作ることができますが、やはりゴキブリホイホイに比べると効果も持続性も低めです。
もしも家でゴキブリを見かけた時は、ゴキブリホイホイでしっかりととらえ、駆除しましょう。