出来れば遭遇したくないゴキブリ。
夏によく出没するイメージが強いですが、一体冬はどうしているのでしょうか?
ゴキブリも、他の動物と一緒で冬眠するのでしょうか?
出没する時期が分かっていれば、ある程度の心構えや、対策が取りやすいですよね。
今回はそんなゴキブリの出没する時期や、冬場のゴキブリについてご紹介していきたいと思います。
ゴキブリはいつから出る?出没時期についてご紹介
ゴキブリは夏によく出没するイメージが強いですが、実は活動は1年中している生き物です。
ゴキブリは気温によって、活動が活発になったり鈍くなったりします。
基本的に25℃以上の場所に行くと最も活動が活発化されるため、気温があがる夏ごろに私たちが遭遇しやすいです。
それでは、ゴキブリの季節に応じた動きを見ていきましょう!
■ 春
まだ、幼虫の状態がほとんどです。
幼虫の間は繁殖機能がなく増えることはありません。
暖かくなってきて、初夏を迎える20℃前後から、少しずつ動き始めます。
■ 夏
最も活動が盛んです。
春に幼虫だったゴキブリはこの時期に成虫となり繁殖を繰り返します。
1匹でも見つけたら、即座に駆除の対策をとってください。
■ 秋
冬に備えて、住処を探し始めます。
狭くて、湿気があり暖かいところを好みます。
水周り、流しの下やキッチン周りが注意が必要です。
この段階で、住処にならないように、ゴキブリが好む場所は清潔に保たないといけません。
ゴキブリが嫌いとする匂いなどをふりかけ、寄せ付けないようにしておきましょう。
ちなみに柑橘系の香りが苦手です。
■ 冬
冬の間は、ダンボールの隅などに卵を産み、卵や幼虫のまま冬を越します。
ゴキブリは寒いと活動が鈍くなります。
寒さに耐えられない幼虫などはここで死んでしまうものもいます。
ただ、飲食店や、一般家庭でも、暖かいところを見つけたゴキブリは、冬でも活動します。
飲食店のキッチン周りは、毎日火を使うため冬でも遭遇しやすくなります。
ゴキブリは冬場は冬眠するの?冬は出てこない?
ゴキブリは、冬眠する生き物ではないので、冬も冬眠はしません。
ただ、寒さに弱く、気温が低いところでは、活動が鈍くなるため私達が遭遇する機会が減るだけです。
外で生きるゴキブリは外気温をダイレクトに受けるため、じっとしている事が多いです。
ですが、快適な室内に住み着いたゴキブリは、暖かい場所にいるため活動しやすく、遭遇率もあがります。
しかし見つけたとしても、夏のようにすばやい動きは少なく、逃げる動きも鈍いのでスプレータイプで仕留めやすいでしょう。
ゴキブリを増やさないようするための対策
ゴキブリは1年中活動する生き物ですが、季節によって活動に差があります。
そのため、春先のあたたかくなり始める季節に一度バルサン系を焚きます。
このタイプは見えない隅々まで煙が行き届くので効果が高いですが、卵には効きません。
幼虫から成虫になり始める時期を狙って焚きます。
2~3週間後にもう一度焚きましょう。
更に、成虫になり最も活発になる夏ぐらいにもう一度焚くと、より効果が高まります。
駆除剤は確かに一時的には効果は高いですがその後、再び部屋を汚しては意味がありません。
夏の生ゴミはとても危険なので臭いがもれにくいゴミ箱に捨てるような対策をとって下さい。
トレーやパックなども汚れたまま捨てずに、すすいでから捨てるようにするといいですね。
まとめ
ゴキブリが出没したら、苦手な方は焦ったりパニックになる方も多いと思います。
しかし、ゴキブリは清潔な部屋には出没しにくいです。
もちろん、家の老朽化など避けられない環境もあるかもしれませんが。
ですが、自分の家にゴキブリが発生したら、少し冷静になり、部屋が汚れているんだなという合図だと思うようにしましょう。
そして、これをきっかけにしっかり掃除をして、ゴキブリが嫌う清潔な部屋作りを心掛けていきたいですね。