以前より、台風の右側は左側より風や雨が強く、より注意が必要だと言われていますよね?
右側が強くなる理由は台風の進行方向や進む向きなどによって発生します。
知っていると、今後天気予報で自分の場所が台風のどの辺かでいろいろ対策しやすくなると思います。
今回はそんな台風の右側が強い理由等、台風の色々な豆知識をご紹介していきたいと思います。
台風の東側が強い理由はなぜ?きつい原因はこれ!
以前から、台風の右側、東側は左側より、風雨の威力が増しやすいと言われています。
何故まのでしょう?
その理由は、進む向きと回る向きの相乗効果のためです。
台風は、反時計回りに左から右からへと回転しながら進みます。
台風の周りには台風を進ませるための風か吹いています。
右側は、進む風も巻き込み回転しながら進むのに対して、左側は、進む向きと反対の風が吹いているので、お互いが打ち消し合いながら進むため、威力が右側より多少、弱くなってしまいます。
さらに、左側から右側へと回転している途中に、地上の海の暖かく湿った空気も取り込みながら、発達していくので、積乱雲も右側には発生しやすくなります。
積乱雲は、地上から私達が目で確認できるほど大きな雲で、短時間で激しい雨を降らせます。
夕立やゲリラ豪雨も積乱雲の影響が多いです。
積乱雲は雨が降る前にこちらに近づいてくる段階である程度、確認しやすいので、早めに室内へと避難しましょう。
短時間であってもはげしい雨のことが多いので傘だけでは防ぎきれないこともあります。
台風の吹き返しはいつまで注意が必要なの?
台風が過ぎた後は「吹き戻し」に注意しましょう!
っと聞いた事はありませんか?
台風が過ぎ去っても、吹き返しという強い風が発生するため、しばらく注意が必要です。
吹き返しは、数時間から半日ぐらいは続くと言われています。
ですので、台風がある程度遠くに行くまでは注意が必要です。
台風の名前の由来って?
日本で台風が発生すると、毎年1月1日から、発生した順に番号をつけられていますが、それとは別に、台風に名前がつけられます。
もともと、台風は、米国の英語名(人名)をつけられていましたが、2000年より、世界14カ国が加盟する台風委員会で提案された名前140個が使われるようになりました。
それ以降は、この140個の名前が台風発生時につけられるようになったので、もちろん何度も同じ名前が使われる事になります。
しかし、大きな被害をもたらした台風のみ加盟国からの要請により、使用しないようにすることもあるそうです。
140の言葉は、各加盟国で使われている言葉ばかりなので、言葉が分かれば、どこの国が命名したかわかりますね。
ちなみに日本が命名した言葉は
「Tembin」テンビン てんびん座
「Usagi」ウサギ うさぎ座
「Kompasu」コンパス コンパス座
「Ya maneko」ヤマネコ やまねこ座
などがあります。
国によって、命名由来はさまざまですが、日本は星座を元に命名されているものが多いです。
なんで、日本は台風が多いの?
夏から秋にかけて、発生しやすい台風ですが、実は、1年中発生しています。
台風は、熱帯低気圧が発達して、発生します。
日本の南東は赤道に近く熱帯地域のため、自然と熱帯低気圧が発生しやすくなります。
発生した台風は、自転の関係で北へと北上する性質をもっているため、北側に位置する日本にどうしても、台風が通過しやすくなります。
台風自体は、1年中発生していますが、夏と冬では風の向きがちがうため、冬になると、発生した台風は、東の風にのり、中国やベトナム、フィリピンの方へと行くようになります。
まとめ
以前は夏終わりから発生するイメージが強かったですが、今は異常気象などもあり予期せぬ時期に発生することも少なくなくなりました。
自然災害は、どんなに気をつけていても予期せぬことや、避けられないことも起きがちなので、なるべく早めの対策を心がけるようにしましょう。
台風の右側(東側)に入ってしまう場合は、特に警戒するように