夏の電気代で、大半を占めるクーラーの電気代。
使用時間によっては、この時期だけ電気代がいきなり跳ね上がって困った経験はないでしょうか?
クーラーの電気代は、使用時間はもちろんですが、設定温度によってもかなり変わってきます。
それと同時に最近多い室内での熱中症。
賢く節電しながら、熱中症対策にも備えていきましょう。
クーラー温度1℃変えると電気代の値段どれぐらい違う?
クーラーの設定温度は1℃上げるだけで、約10%ほどの節電になると言われています。
最近のクーラーは10年前のものに比べたらずいぶん省エネ効果が高まった物も多いです。
しかしそれでもまだまだ、扇風機より電気代がかかります。
クーラーは何帖用かで、電気代が異なってきます。
広い部屋を早く冷やすためにはそれなり力がある物でないといけないからです。
リビング用でだいたい12帖~14帖用。
個室で8帖用ぐらいものを使っている家が一般的なだとおもいます。
このふたつで電気代を計算してみようと思います。
リビング用のクーラーだと1時間辺り約750Wの使用電力となります。
1時間約20円ほどになり1℃あげると、10%の節電のため18円ほどになります。
個室用の8帖用だと1時間当たり約500Wの使用電力となります。
1時間辺り約13円ほどとなり1℃あげると12円ほどになる計算です。
1時間だけだと、数円の差ですが、1ヶ月に加算すると大きなクーラーを使っていればいるほど、かなり電気代がかわってくるでしょう。
クーラーが1番電力を使う時はスイッチを入れる時です。
もちろん、使用頻度を減らすことが1番節電になります。
ですが、あまりにも頻繁につけたり消したりを繰り返す場合は付けっぱなしにしておいて方がお得な事もあります。
自分はどのタイプか振り返ってみてください。
熱中症対策にはクーラー温度は最低でも何度にしておいた方がいい?
以前は、外での発症が多かった熱中症ですが、最近は室内に居ても発症する件数が増えてきています。
環境省が推奨している、夏のクーラーの設定温度は28℃です。
しかし、必ずしにも28℃だから熱中症にならないとは限りません。
熱中症は体の水分を奪われて体内の熱が上がる事で発症します。
熱中症の原因は、気温もですが、湿度とも深く関係してきます。
同じ、28℃の、部屋でも湿度が40%と60%では、40%の方が60%より1.5~2倍水分を失っているデータがあります。
これは、クーラーを使うことにより部屋が乾燥してしまったからいえます。
しかし、部屋の気温が高く湿度も高い部屋は、蒸し暑くなってしまい熱中症の危険が高くになります。
更に、人の体感温度は湿度が低い方が快適に感じやすいです。
クーラーの温度を28℃設定の時は湿度を確認しながら、必要であれば扇風機などを併用して、部屋の空気を循環させましょう。
28℃では結構暑いと感じる時は、無理をせずもう少し温度を下げても大丈夫です。
ただ、温度の下げすぎは、今度は外との温度の差が広がるため、体が温度の差に順応できなくまります。
めまい、貧血、だるさといったクーラー病を引き起こす可能性があります。
何事も「適度」を守るようにしましょう。
熱中症にならないため気をつける事
熱中症は、誰でもなる可能性があるものです。
油断すると最悪死に至る事もあります。
夏に外に出る際、家に居る時も次のことを気をつけていきましょう。
・水分をこまめにとる
・塩分を適度にとる
・気温だけでなく湿度にも気をつける
・室内でも風通しをよくしたり、扇風機を使い涼しい環境にしておきましょう
・麻や綿といった汗を吸ってくれる、通気性の良い服を着るようにしましょう
・外では帽子や日傘を使い日差しを避けましょう
熱中症の多くは外での活動で休憩や水分をとらなかったり、室内でも、日陰という安心感で水分を怠った事により発症が多いです。
少しでも、体に異変を感じたら、休憩してり、周りの方に助けを呼びましょう。
まとめ
節電することは、とても大切なことです。
しかし、そこに意識しすぎて暑いのを我慢し過ぎる事により、最悪な結果を招いては意味がありません。
暑かったら、少し温度を下げて、落ち着いたら温度を上げたり、扇風機を使ったり、少し使い方も工夫して上手にクーラーを使っていきましょう。