秋になると、出回りやすいかぼちゃ(南瓜)です。
比較的日持ちする食材なので、そのまま置いておいて気づいたら、カビが生えてしまった!
という経験はありませんか?
かぼちゃに生えた、カビは取り除けば食べることができるのでしょうか?
カビが生えてしまったかぼちゃは、どのようにしたらよいかご紹介していきます。
かぼちゃがカビ臭い!黒いカビが生えても切り取れば食べれるの?
カボチャに生える黒カビは、万が一口にしても、体に影響の及ぼす力がないため、黒カビの周りを切り取れば食べることが可能です。
黒カビは熱処理により死滅するため、しっかりと火を通せば食べても問題ありません。
ですが、黒カビが生えている範囲があまりにも広い場合は、かぼちゃ自体を食べるのは避けた方が良いです。
かぼちゃは、黒カビ以外にもフワフワとした綿のような白カビや青カビも生えます。
こちらのカビの場合は、食べるのは避けて下さい。
白カビ、青カビの場合は、種類によっては、毒をもっているものもあります。
カビ自体は、加熱により死滅しますが、毒は火を通しても消える事はありません。
ですので、カビが生えた場合には【カビの色のチェック】をするようにしましょう。
かぼちゃの保存方法を教えてほしい!日持ちさせる方法は?
この章では、かぼちゃを少しでも長く保存できる正しい方法をご紹介していきます。
丸ごと一個のかぼちゃの場合は、風通しの良い場所に置いておけば、1か月~2カ月は持ちます。
店頭に並んでいるかぼちゃの場合は、カットされているものがほとんどだと思います。
カットされたものの場合は、真ん中の種とワタを取り除いて下さい。
この部分が一番水分が多いため、そのままにしておくとこの部分から傷みが進行していきます。
カットしたかぼちゃの場合、冷蔵保存で1週間ぐらいです。
すぐに使う予定がない場合は、使いやすいサイズにカットして冷凍保存しておけば、約1か月は持ちます。
冷凍庫の場合、長期の保存で水分が奪われるので、ひとつずつラップにくるんで密封袋に入れると鮮度が保たれます。
先に茹でてから、よく冷まして冷凍庫にいれると、解凍すればすぐ食べられるので便利です。
カビの種類についてご紹介
カビにも色々な種類があるので、そちらも紹介していきます。
カビが繁殖する温度は5℃~45℃の間となりますが、特に20℃~30℃の間はより繁殖しやすくなります。
カビは湿度にとても密接な関係があり、とにかく湿度が高い所を好みます。
湿度が80%以上続くような場所は気をつけた方がよいでしょう。
■ 黒カビ
暖かくて湿度が高いところを好みます。
水周りに出来やすく、お風呂場などでよく見かけるのが特徴的です。
出来てしまった、黒カビは根が深く、取り除くのに時間や手間がかかります。
黒カビ自体は、食中毒のような体調を崩すような影響は人体にはありませんが、吸い続けると喘息などのアレルギーになりかねません。
黒くなってしまったところを取り除くのは大変ですが、黒カビ自体は熱に弱いので、熱湯消毒を行えば、菌自体は死滅します。
■ 青カビ
野菜や果物、お餅などによくみかけるカビです。
青カビにも種類があり、菌によっては強い毒性を持つものもあるので、注意が必要です。
■ 白カビ
白カビは別名「麹菌」と呼ばれ、穀物系によく生えます。
醤油や味噌、日本酒など発酵食品は特に注意が必要です。
白カビは、酵素力が強いため、白カビが生えた食品は味が変わってしまいます。
まとめ
新鮮な野菜は水分が多いためカビが生えやすいです。
無理に食べて食中毒を起こしたら大変なので、なるべく早く冷蔵庫へ入れるようにしておきましょう。
より長持ちさせたい場合には冷凍保存もおすすめです。
ですが、冷凍庫は匂いが移りやすいので、近くに匂いの強い物を置かないように気を付けて下さい。