イチョウの木が黄色くなると、街は紅葉シーズン真っただ中ですよね。
イチョウが色づく頃になると、朝早くから高齢者の方がイチョウの木の下を何かを探しているの?
というよう姿を見かけたことがあるのではないでしょうか。
それは、イチョウの木から落ちている銀杏を拾っているからです。
銀杏が成るイチョウの木は実は雌の木だけなのです。
ですので、銀杏が落ちている木は雌のイチョウの木になります。
銀杏は中の種を利用するのですが、実の部分はご存じの通り物凄い臭いを漂わせています。
銀杏が実になるまでの過程や、臭い果肉には利用出来るのでしょうか?
銀杏の実がなるまでにはどんな流れが必要なの?実がならない木もある?
イチョウの木と言うと街路樹に使われているほど、大きく成長します。
家庭で銀杏からイチョウの木になるまでは、数年の時間がかかります。
家庭でイチョウの木を育てるには、充分なスペースがないと育てる事が出来ないです。
街路樹を見てもわかる通り、10m前後の大きさにもなる木ですから、植える場所には注意が必要になります。
銀杏から育てるよりかは、接ぎ木をした苗を植える方が早く成長しますし、銀杏の実が成るまでは数年ようしてから収穫する事が出来るようになります。
冒頭でも紹介したとおり、イチョウの木は雌雄で存在します。
銀杏の実が成るのは、雌の木のみですから、家庭でイチョウの木を育てる場合には、雌の苗木を植える事が必要になります。
受粉させなければイチョウの木といえども、銀杏を実につける事はできません。
家庭でイチョウを育てて、銀杏の実が成るようにする為には2本の木が必要になります。
近くに街路樹のイチョウの並木があれば、花粉が飛んでくるので、雄の木を植える必要性はありません。
銀杏の果肉って利用できるの?捨てるしかないの?
銀杏の実は黄色いサクランボのように、イチョウの木になっています。
果実が熟れる事で、果実は地面に落下します。
この果実を直接手で触ってしまうと、かぶれてしまうこともあるので、注意が必要です。
この銀杏の果肉の臭いは、独特の臭いにおいがします。
この臭い果肉を捨てずに利用する事ができないのでしょうか?
多くの方が、この臭いに耐え切れない為に、中の種の部分だけを取り出すのに、水に浸けて腐らせる方法が一般的です。
この臭い果実を食べようとは、だれも考えないでしょうが、中にはチャレンジしてみた方もいるようです。
種ですから、動物や鳥などに食べられて、遠くまで運ばれるのが本当の意味合いですから、銀杏の果実も食べられるのでは?
と考えてもおかしくはありません。
しかし、銀杏の果肉には、臭いのを我慢して一口食べると、かなりの甘さと優しい酸味が口の中に広がるのです。
ですが、それは一瞬だけで、後は口の中が渋みでいっぱいになり食道は、ただれたような感じが一日以上続きます。
果肉の油脂に触るだけで、手がただれるほどですから、かなり酸性度が高い物と考えてもいいのかもしれません。
渋柿のように渋抜きすればと考える方もいるでしょうが、焼酎やお酒等のアルコールで渋抜きは出来ない事がわかっています。
アルコールでは、渋抜き出来ないと言う事は、他に物でも渋抜きは出来ないでしょう。
という事は、銀杏の果肉の利用は現在のところは不可能という事になります。
銀杏の果肉の実の利用方法がわかって、商品化にたどり着けば確実に、大金持ちになりますね。
まとめ
イチョウになる銀杏のなり方や果肉の利用方法はあるのか?
について紹介してきました。
銀杏って串に刺して焼いて塩をパラパラしたら最高に美味しいですよね。
ただ、あの銀杏を食べるまでには、非常に手間がかかります。
果肉を腐らせてから天日干しをして完全に乾燥させなければなりません。
種を割って水分が出るようでは、まだ完全に乾燥出来ていないのです。
それだけの手間をして食べるだけに、美味しいのかもしれません。
果肉を食べる事にチャレンジしてみてもいいでしょうが、油脂に触れただけでただれてしまうのですから、口に入れる事を考えると恐ろしいですよね・・・