ここ最近の日本の10月はハロウィンで盛り上がっています。
ですが、一部が暴徒化して、逮捕者まで出る始末。
もともとのハロウィンを誤解している若者が多くなっているのが現状なのでしょう。
ハロウィンの時にカボチャのランプを作りますが、この名称は、ジャックオーランタンといわれます。
黄色いカボチャをくりぬいて作るのですが、中身はいったいどうすれば、いいのでしょう。
黄色いカボチャの中身は食べられるのでしょうか?
知らないことが、多いハロウィンです。
ジャックオーランタンの中身は捨てるの!?かぼちゃの種類は何?
ジャックオーランタンに使用するカボチャは、緑色の見慣れたカボチャではなく、オレンジ色のカボチャを使用しています。
オレンジ色のカボチャは、自分たちが食べているカボチャとは品種が全く違うカボチャなのです。
もともとの色がオレンジ色をしている、ペポカボチャの1種でソウメンカボチャもそのペポカボチャの1種類になります。
緑色のカボチャの表面は固いですが、ペポカボチャの種類は表面がそれほど固くありません。
ですので、ジャックオーランタンを作るときには、非常に楽にナイフが入りやすく、形を整えやすいのです。
ジャックオーランタンを作るときに、ペポカボチャの中身を取り出してしまいますが、日本人の自分たちにとっては、なんだかもったいない気もしちゃいますよね。
でも、このペポカボチャは、食用ではなく、観賞用に品種改良されているので、くり抜いた中身は食べることができません。
食べたとしても、味も素っ気もなく、硬かったり、渋かったりします。
中の種は、来年用に家庭菜園にまいてみたり、プランターで栽培してもいいかもしれませんね。
ジャックオランタンを飾る意味は?
ハロウィンというとアメリカの風習のように思えますが、もともとは、アイルランドに住んでいたケルト人の風習が、アメリカに伝来したのが始まりとされています。
アイルランドのケルト人はカボチャではなく、カブを使用してランタンを作っていました。
しかし、アメリカにはカブがなく、カボチャをくりぬいたときに作りやすいという事から、カボチャにチェンジしたようです。
これには諸説あるようですが、ジャックという名の人が悪魔とのやり取りが根源といわれています。
最後の頼みだから、酒を飲ませてくれと言って、悪魔をコインに化けさせその上に、十字架を置いて、
10年間命を取らなければ解放してあげるとジャックが悪魔と取引をします。
10年後、悪魔が再びやってきて、ジャックはリンゴが食べたいと言い出し、悪魔がリンゴの木に登った時に、木に十字架を掘り、
命を取らないと約束すれば、解放してあげるという取引をします。
ジャックも人間ですから、寿命でなくなるのですが、日ごろの行いが悪かったせいか天国には、いけなかったので、悪魔のいる地獄に行きます。
しかし、悪魔は、お前の命は取らないといい地獄行も果たせない状態に。
もと来た道を戻ろうとしたところ暗かったために、悪魔に火を貸してくれと言って、地獄の火をもらいます。
いつ消えるかわからないために、道の端に植わっていたカブをくりぬき、ランタンにしたのです。
でもジャックは現生でも亡くなっているので、どこにも行けずに、カブのランタンをもって、今でも彷徨い歩いています。
この話やハロウィンの日にご先祖様の霊と一緒に悪い霊もやってくるので、仮装したりジャックオーランタンを飾って、
悪い霊に、「自分たちはあなたの仲間なんですよ~」とアピールする願いが込められているようです。
ジャックオーランタン1つでも、ちょっとブラックジョーク的な感覚があるんですね。
日本は宗教観念が少ない国ですから、何でも楽しければよいという感じで、受け入れたのでしょうが、本来の意味も知っておくべきでしょうね。
まとめ
ジャックオーランタンのカボチャの種類や食べることができるのか?
飾る意味について紹介してきました。
また今年も渋谷のスクランブル交差点は、お祭り騒ぎになるでしょう。
仮装して楽しむのもいいですが、はめをはずしすぎないようにしてください。
ジャックさんが本当に表れて、怒ってしまうかもしれませんよ。