雨で屋外に洗濯物を干すこともできず、室内ではなかなか乾かないという時に役に立つのが、浴室乾燥機です。
スイッチを入れて洗濯物を干すだけで早く乾かすことができ、使っていない間のお風呂場なので、洗濯物が邪魔になることもありません。
しかし、つけっぱなしにしていて火事になったり、故障してしまわないか心配になることもありますよね。
今回は、そんな浴室乾燥機について、火事や故障する可能性、原因をご紹介したいと思います。
浴室乾燥機で火事になる可能性や原因って?
浴室乾燥機を付けたままにしておいて出かけたりすると、火事になってしまわないかと心配に思う方は多いと思います。
結論から申し上げますと、浴室乾燥機による火事の心配はほとんどありません。
というのも、浴室乾燥機は止まる前に必ずヒーターを切って空回しをしているので、大丈夫なんです。
機械内が高温になりすぎてしまっても、先に電源が切れてしまうので、火災には繋がりません。
実際に浴室乾燥機が原因の火事も起こってはいるのですが、つけっぱなしにしていることが原因ではありません。
配線に問題があったせいでの火災事故しか起きていません。
しかし、注意したいのが、浴室乾燥機で乾燥させた衣類です。
乾燥機にかけて高温になっている洗濯物を、そのまま山積みにして置いているとそこからまれに自然発火してしまうことがあります。
なので、むしろ出かける前に浴室乾燥機を止めて、高温になった洗濯物を山積みにしたまま出かけた方がつけっぱなしよりもはるかに危険です。
浴室乾燥機を付けたままにしていることで火事になる可能性はほとんどないので、出かけている間も安心して洗濯物を乾燥させておくことができますよ。
自然発火の恐れがあるので、くれぐれも高温になった洗濯物を山積みにしたままにはしないでくださいね。
浴室乾燥機の故障原因の主なものって?
浴室乾燥機の故障の原因として一番多いのが、寿命です。
浴室乾燥機は、基本的に設計耐用年数が10年ほどとして作られているので、それだけの年月が経っていれば、自然に調子が悪くなり故障してしまいます。
寿命を迎えた浴室乾燥機の修復の場合、中の部品交換が難しいこともあるので、新しい浴室乾燥機に買い替えた方がいい場合も多いです。
また、寿命の他にも送風フィルターの詰まりや、長時間運転させ過ぎたなどの原因もあります。
送風フィルターが詰まって空気の流れが悪くなると、浴室乾燥機に負担がかかり温度調節ができなくなってしまいます。
説明書に従って送風フィルターのお手入れを行うことで、改善されるでしょう。
また、機械によっては、長時間運転させると、自動で停止するようになっている浴室乾燥機もあります。
内部が高温になりすぎたり、浴室が高温になりすぎないように、温度調節のセンサーが働きます。
長時間運転が原因で自動停止した場合、すぐに付けることはできないかもしれませんが、時間をおくとまたつく場合があります。
浴室乾燥機が停止してしまった場合は、すぐに故障したと決めつけずに、時間をおいてからもう一度試してみましょう。
どうしても動かないようであれば、業者に修理依頼をしたり、新しいものと交換して対応してください。
まとめ
浴室乾燥機は、つけっぱなしにしていても切れる前にヒーターを空回しさせるので、基本的に火事の心配はありません。
しかし、乾燥機にかけた衣類をそのまま山積みにすると、自然発火する恐れがあるので十分に注意しましょう。
また、故障の原因としては、寿命やフィルターの詰まり、つけすぎなどがあります。
浴室乾燥機は正しい使い方で定期的にお手入れをして、雨の日でも効率よく洗濯物を乾かしましょう。