最近は、雨が降っても気にせず洗って干すことが出来る浴室乾燥機が完備の部屋も少なくありません。
室内干しでも、嫌な生乾きの臭いが残ることもないのも魅力です。
乾燥機付きの洗濯機だと本体値段も高くなりがちなため、浴室乾燥機が利用できればかなり便利ですよね。
しかし最近、洗濯物の乾きがよくないと感じるようになったことないですか?
機械なので、長く使いつづけていれば、メンテナンスは必ず必要です。
故障かな?!と感じたら、ぜひ参考にしてみてください。
浴室乾燥機が弱くなったような・・・洗濯物が乾きにくくなった原因は?
浴室乾燥機の故障にはいろいろ理由があります。
洗濯物の乾きが悪くなっていく原因は、内部のフィルターの詰まりが多いです。
エアコンもおなじですが、長く使っていると、フィルターにホコリが溜まってきます。
放っておくとホコリが通風口の穴を塞いでしまうので、風量が弱くなってしまいます。
浴室乾燥機は、エアコンのように毎日使う方も少ないかもしれません。
使う回数によって違いは出てきますが、数年に1回はフィルター点検を行いましょう。
フィルターの点検をせずに、風量が弱いからいって強くしてしまうと、電気代も高くなります。
浴室乾燥機の交換時期の目安ってどれぐらい?
メーカーの標準設計使用期間は10年と記載されているため10年の前後3年間で点検が必要となります。
浴室乾燥機の使用頻度は、人によってかなり違いがあります。
使用頻度が高い人は10年とならなくても、交換する必要があることもあります。
点検をこまめに行い、異常がなければ年数に限らず使用し続けることが可能です。
使用している時に何か異常を感じたら使用は控え、業者の方あるいは賃貸なら不動産や大家さんに相談しましょう。
無理な使用は、交換の時期を早めることになります。
他にもこんな症状がでたら、どうしたらいい?
浴室乾燥機を長く使っていたら、いろんな症状が出てくると思います。
症状別に対処法をご紹介していきます。
■ 変な音がする
使用中にキュルキュルだったり、ギシギシだったり、いつもしない音がする場合があります。
モーター内のベアリングの劣化やモーターのオイル切れ、サビの可能性が高いです。
モーター内分解は素人には難しく、下手に分解してしまうと補償などの対象外になることも多いので、業者に頼むのがベストです。
■ 電源がつかない
ブレーカーが落ちている可能性が高いです。
浴室乾燥機は電力を多く使うため、室内の他の電力の高い電化製品と一緒に使うとブレーカーが落ちる事があります。
特に1人暮し用の家だと一気に使える電力が低めのため、周りの電化製品との兼ね合いを考えて使うようにしましょう。
■ 異臭がする
主な原因は、長年蓄積されたホコリかカビな事が多いです。
浴室乾燥機自体もですが、浴室内のドアや床、シャワーヘッドなどのカビに注意が必要です。
放っておくと、温風により浴室内にカビや菌が広がり、洗濯した衣類にまで付着してしまいます。
使用頻度が高い人は定期的に、たまにしか使わない人もフィルターチェックをするようにしましょう。
浴室乾燥機の電気代って!?
浴室乾燥機はとても便利な物ではありますが、実は使用電力が高いため、使いすぎるとかなり電気代をあげてしまいます。
浴室乾燥機の使用電力は約1250W。
これは、ドライヤーとほぼ同じ電力です。
約3時間使い続けると100円前後かかってしまう計算です。
毎日使うと、浴室乾燥機代だけでも、3000円は超えてしまう計算です。
実は洗濯乾燥機はもっと電気代が安くて、浴室乾燥機は洗濯乾燥機の約7倍の電気代がかかっています。
狭い洗濯機の中でかくはんしながら乾かすのと、広い浴室内で温風を出すのでは時間も、使用電力も違うからです。
ですので、電気代を節約しようと思ったら毎日使用するのではなく、雨の日だけ頼ったり、フィルターの掃除等のメンテナンスも心掛けましょう。
まとめ
浴室乾燥機も機械のため、使用頻度が高ければ劣化も早くなります。
浴室内なので、ついつい掃除や点検など忘れがちになりますが、こまめな掃除・点検が、長持ちさせる秘訣になりますので、年数回は行いましょう。