スーパーマーケットの野菜売り場の隅っこあたりに網やパック詰めされた、豆とも芋ともいえない、なんだこれ!?
っていうものを見かけたことがあるママさんもいるのではないでしょうか。
むかごを手に取って、眺めながら、食べても大丈夫なの?
毒性なんてないよね?
でも、スーパーで売ってるんだから食べられるんだろうな~という感じて元あった場所に、戻してしまうかたも多いでしょう。
むかごとは、植物の栄養繁殖器官というもので、山芋などの茎の部分にできた脇芽に栄養が溜り巨大化していった部分のことをいいます。
むかごを土に埋めて、成長すると、むかごが成った植物がまた生えてきます。
山芋や長芋などの、自然にできた、種芋みたいなものと解釈してください。
むかごの栄養成分や毒性はあるのかについて
むかごが、何となく理解できましたでしょうか。
何となく種芋ね!的に思ってもらえた方の中には、栄養繁殖器官というからには、栄養価はどうなの?と考える方も当然出てきますよね。
では、むかごの栄養成分を見ていきましょう!
1. 消化酵素のアミラーゼ
むかごには、消化酵素がふくまれているので、米などのでんぷん質の消化を助けてくれます。
2. 強精効果のあるアルギニン
山芋などのむかごには、山芋などと同じような強精作用のアルギニンが含まれているのです。
3. 粘り気のある成分
山芋のなどのむかごには、粘り気成分がふくまれており、新陳代謝の働きを促すことで老化防止や肌の若さを保つことができます。
また血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを下げる効果が期待できます。
ママさん的には、お疲れ気味のパパさんに食べさせてあげるのがいいかもしれませんね♪
むかごには、毒性があるという方も中にはいますが、山芋などのむかごには、毒性は含まれてはいません。
毒性が含まれているといわれているむかごは、ニガカシュウという植物のむかごです。
ニガカシュウのむかごを誤って食べてしまうと、異常な苦さから吐き出してしまいます。
毒性があるから、苦いと考えてもいいでしょう。
売っているものに、ニガカシュウのむかごはありませんか、自分で採取した場合には注意しなければなりません。
見た目が山芋などのむかごとは、似ていないので、見た目で判断できるでしょう。
むかごはまずいの美味しいの?
網の中に入っているむかごや、パック詰めされているむかごを見て、ん~なんか微妙・・・
と感じる方もいるでしょう。
見た目では、どうみてもまずいのでは?
と考えてしまう、ママさんもいるのではないでしょうか。
スーパーなどで販売されているむかごは、山芋や長芋のむかごになるために、味がまずいという事はありません。
味的には、山芋や長芋などの青臭さがない味という感じです。
山芋や長芋の味をつける前の味に近いと考えてもらえればいいのか思います。
むかごを食べるには、一般的にはむかごご飯にするのが多いはずです。
豆ごはん的な感じて作ってもらえれば、塩味がむかごとマッチして、おいしくたくさん食べることができますね。
むかごご飯の見た目は赤飯の赤を抜いた感じと思えば、想像がつくのではないでしょうか。
ちなみに、むかごを料理するときには、皮をむきたくなる衝動にかられますが、調理すると皮は柔らかくなるのでそのまま食べても問題ありません。
まとめ
むかごの毒性や栄養成分などを紹介してきました。
現在の日本では、食品ロスがおきるほど、食べ物が飽和状態になっています。
あえて、むかごが出回るという事は、非常に少ないかもしれません。
昔の日本であれば、滋養強壮の食べ物として重宝されていたことは間違いないでしょう。
ママさん的には、パパさんに頑張ってもらいたいときの、スーパーフード的に食べてもらうのもいいですね。