12月31日の年越しを迎えると、年越しそばを食べながら年を越すというのが定番のスタイルだと思います。
年越しそばって、正確に何時までに食べないといけないといった決まりはあるのでしょうか?
31日はバタバタしたり、早く寝て元旦の朝から初詣に行きたいから前日に食べたいという方もいるかもしれません。
31日より前だったり後だといけないのでしょうか?
年越しそばを食べる意味なども一緒にご紹介していきます。
年越しそばは何時までに食べる?別に30日でも大丈夫?
まず初めに「年越しそばを食べる本来の意味」を知っておきましょう。
年越しそばを31日に食べるのにはいくつかの理由があります。
長寿を願う
細く長いそばを食べることで、長生きを願う縁起担ぎとかけられています。
そば自体は、栄養価が高く健康にも良い食材とされています。
悪い厄を断ち切る
江戸時代辺りまで食べられていたそばは、つなぎが含まれていなかったので長くするとすぐに切れてしまっていました。
そうすることにより、悪い厄を断ち切るという意味あいも含まれています。
◆ 縁起が良い食材
次に、縁起が良いとされている食材もご紹介していきます。
◎ 海老
めでたい席では出されることが多い食材です。
腰が曲がるまで長生きできるようにと願われて使われることが多いです。
◎ 卵
卵の黄身が黄色なため、金運アップによいとされています。
◎ 油揚げ
商売繁盛の神様である稲荷様。
イコールきつねの好物が油揚げのため縁起が良い食材とされています。
大晦日に年越しそばを、食べる理由は分かりましたか?
そばの素材や形状、いろんな物を含めてたくさんの意味を持っているんですね。
では、年越しそばは、何時までに食べないといけないのでしょうか?
明確に決まりはあるのでしょうか?
年越しそばは、悪い縁を断ち切るために食べるものなので年をまたぐ前に食べる必要があります。
なんとなく、年越し前や、夕飯として食べるイメージが強いですが、お昼に食べても問題ありません。
自分の好きなタイミングで食べて大丈夫です。
江戸時代辺りまでは、30日に食べられていたという記録もあるそうです。
時代の流れに沿って、年を越す前に食べらるようになったようなので、30日に食べても問題はありません。
年越しそばは黙って食べる方がいい?ルールとかあるの?
年末の行事のひとつでもある年越しそばですが、食べるとき喋ってはいけないというお話を聞いた事があります。
これって、実際のところ本当なのでしょうか?
今年の吉方角を向いて黙って最後まで食べ切るというのは恵方巻きでは有名な話ですね。
ですが、年越しそばを食べる時はそのような、明確な決まり事はありません。
ただ、今年の最後を締めくくる食べ物なので、1年を振り返りながら食べましょう。
という意味合いが含まれているため、無意識に無言になってしまい、それがルールのような形で広まったと考えられます。
年越しそばを食べるのにこれが絶対に正しいといったルールは存在しません。
地域によって、食べるタイミングや食べ方が、違うからです。
ただ、ふたつだけ比較的共通のルールがあります。
1. 年を越す前にたべる
悪い縁を持ち越さないためににも日付が変わる前に食べきりましょう。
2. 全て食べ切る
年越しそばに金運アップの意味合いも含まれているため、残してしまうとお金が集まらなくなります。
まとめ
年越しそばには縁起の良いいろんな理由がある事がわかりました。
実は、同じような形状のうどんでもいいのかな・・・
年越しうどんはダメなの?
という方もいるかもしれません。
もちろん、うどんでも問題ないんです。
実際にも「うどん県」と言われるほどうどんのお店が多い香川では、年越しでうどんを食べる方も多いです。
そばの人が多い理由は、昔からの伝統や風習を受けついだまま食べている人が多いからだけなんです。
ぜひ今年も年越しそばを食べて、悪い縁を断ち切り、新年に良い縁を招き入れましょう☆