お祭りの縁日や街角にポツンと屋台を開けている、天津甘栗屋さん。
通りすがりにおいしそうな甘い香りが漂ってきて、ついつい購入してしまう方も多いのではないでしょうか(^^)
天津甘栗を食べるとなんだか、幸せな気分になってしまうのはなぜなのでしょうか?
それは、栗の甘さからくるものなのでしょうか?
それとも砂糖等で味付けしているのでしょうか?
コンビニなどで、甘栗むいちゃいました的な商品の甘栗は、天津甘栗党の方からすれば邪道な物なのでしょうね。
甘い=高カロリーという事も考えられますから、どんな原材料が使われているのかも気になるところです。
天津甘栗の甘さは砂糖から!?なぜあんなに甘いの?
天津甘栗って食べると非常に甘さが口いっぱいに広がりますよね。
袋から取り出すときに5個だけと思いながらも、その甘さにひかれて、もう5個などを続けていると、いつのまにか、袋の中身が空っぽになっているなんてこともありますよね。
しまった~と思っても後の祭りです。
どうしても、あの微妙な甘さ加減が、やめられない止まらない的な状況を生み出してしまうのです。
天津甘栗の甘さは、もしかして砂糖を大量に使用しているから!?と考えてしまいますよね。
でも実際はというと、砂糖や蜜などであの甘さを出しているわけではありません。
天津甘栗の栗の甘さは、栗本来の甘さなのです。
マジで!?と驚く方も大勢いるのではないでしょうか?
原理は石焼き芋と同じで、熱した石からでる遠赤外線を利用して、温める物の中までじっくり火を通すことが出来るのです。
天津甘栗は熱した石を回転させながら、その中に栗を投入していきます。
石と一緒に栗も中で回転することで均一に熱が加わることで、自然な甘さが引き出せるのです。
これを開発した人ある意味イグノーベル賞もんではないでしょうか。
砂糖は全く使用していないのか?というのも気になると思います。
実は砂糖と蜜は使用しているのですが、熱を帯びた栗はそのままだと、爆発してしまう恐れが割るために、それを防ぐ意味と栗の外殻に照りを出すために使用されているのです。
だから天津甘栗を売っている近くでは、甘い匂いが漂っているのです。
天津甘栗のカロリーや栄養素って?体にいいの?
天津甘栗の匂いに誘われてつい購入!という方もいるでしょう。
天津甘栗ってあれだけ甘いのでカロリーも高いのでは?と思っちゃいますよね。
天津甘栗のカロリーは、100gあたり約230kcalもあるのです。
1個5gぐらいですから、20個食べたら、このカロリーを摂取したことになってしまいます。
300gや500gの袋の物を一気に食べてしまったとしたら・・・・ヤバいです。
こんな、聞きたくないと耳をふさぎたくなる方のために朗報があります。
天津甘栗にも一応効能的なものがあるのですが、栗の中に含まれている成分は
食物繊維:100gあたり8.5g サツマイモの2倍 ごぼうの1.5倍
カリウム:100gあたり560mg 1日の1/4を摂取することが出来る
葉酸:100gあたり100μg 1日の摂取目標の半分が取れる
こう見るとメリットが非常に高そうな気がしてくるのが不思議です。
ダイエットやデトックスに効果的:栗は体を温める食べ物ですから、高カロリーではありますが、代謝をあげてくれることが期待できます。
カリウムは、体内の塩分を排出してくれるので、高血圧予防や動脈硬化予防につながります。
葉酸はDNAやRNAなどを生成するのに不可欠な養分で、さらにアミノ酸を結合させるのにも必要不可欠な栄養素なので、特に妊婦さんには、必要な栄養になります。
まとめ
天津甘栗がなぜ、そこまで甘いのか?効果効能はあるのか?について紹介してきました。
確かにメリット・デメリットが天津甘栗にもあるようです。
総合的に見ても、食べすぎない程度がちょうどいいのではないでしょうか。
甘い甘栗を少しづつ食べながら、秋の夜長を楽しんでみてはどうでしょうか?・・・あると思います!