秋の食材である栗。
栗ご飯や、モンブラン、栗の甘露煮などななど。
料理としてスイーツとしていろんな場面で栗は使われる事が多いですね。
その中でも【天津甘栗】は、美味しくついつい食べすぎてしまう・・・
という方も多いのではないでしょうか。
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そもそも、栗って太りやすいのでしょうか。
ダイエットに不向きなのか、栗のカロリーや栄養素などもご紹介していきますね~。
天津甘栗の食べ過ぎはどれぐらい?カロリーや太りやすいかについて</spa
体に良さそうなイメージのある栗ですが、普通の栗で100グラムで164カロリーとなかなかの高カロリーです。
さらに天津甘栗は、日本の栗より多少糖質が多いのでより甘く感じやすいです。
糖質が多い分、カロリーも多少高くなるため、天津甘栗は100グラムで222カロリーとなります。
1粒あたりでいくと約25キロカロリー前後となるため、食べすぎるとかなり危険です。
ちなみに、飴1粒が15キロカロリー~20キロカロリーです。
飴1粒よりもカロリーが高いということになります。
栗は芋類などと同じで炭水化物が多いため、ご飯や麺類などと同様食べすぎると太りやすくなります。
特に、最近流行りの糖質制限ダイエットには不向きに食材なため、ダイエット中の方は少量を楽しむ程度にした方が賢明です。
カロリーや糖質だけでみれば、ダイエットには不向きですが、食物繊維やカリウムといった体に必要な栄養素も沢山含んでいます。
ながら食べはよくないですが、少し空腹を満たすだけであれば、3粒程度など、個数を決めて食べることで、後の食事でのドカ食いを防ぐことができるので、うまく活用してみてください。
天津甘栗の由来って?
私達が普段から聞き慣れている、天津甘栗という言葉。
この天津とは実は、中国の地名で栗の種類ではないんです。
もともと、栗自体は、かなり古くから食べられていた食材です。
甘栗としては明治時代あたりから登場したと言われています。
浅草で甘栗を売っていた中国人の李金章と、日本人の九鬼国次郎の2人が金升屋というお店を作ったのが始まりです。
甘栗に使われている栗のほとんどは、中国で栽培されています。
収穫された栗は、まず天津という地方に集められます。
よって、天津から輸入する甘栗なため、そのまま天津甘栗という名前がつきました。
しかし、全ての栗が天津で作られているわけではありません。
【天津甘栗】は、日本が独自に付けた名前のため、日本でしか使われていません。
栗の種類ってどんなのがあるの?
栗には、天津甘栗以外にも、大き分けて4つの親類があります。
◆ ニホングリ
日本で一般的にみる栗です。
山で自然になっているシバグリを品質改良したものです。
実が大きく、栗としての風味を存分に味わえます。
ただし、甘みが少なく、渋皮が剥がれにくいです。
◆ チュウゴクグリ
天津甘栗と言われる栗の殆どは、このチュウゴクグリになります。
甘くて渋皮が剥がしやすいのが特長で、甘栗としてとても向いています。
実が小さく、クリタマバチという栗の成長を阻害する蜂の被害に合いやすいので日本で栽培されることはありません。
◆ ヨーロッパグリ
小ぶりな栗で、渋皮も剥きやすいです。
しかし、この栗も日本での栽培には不向きなため、日本で栽培されることはありません。
◆ アメリカグリ
あまり、日本で見かけることがないアメリカグリですが、果肉の品質が良いのが特徴です。
栗がなる樹木も大きくて太い樹なため、木材として利用されることも多く、樹全体として利用価値が高いものとなります。
しかし、1900年頃にアメリカで発生した、栗の病気である、クリ胴枯病により、ほとんどの木が枯れてしまいました。
現在は、一部で残っている樹のみで栽培されていますが、日本での栽培は難しく栽培されていません。
まとめ
チュウゴクグリの栗が甘栗として利用されるのは、素材の特徴が調理をする上でとても相性が良いからです。
小ぶりためついつい食べすぎてしまいがちなので、個数を決めるなど自分の中でルールを作り上手に食べるようにしましょう。