以前に中国での野菜など食品に対する農薬が問題となりました。
害虫よけが必須なうえでの農薬ですが、やはり口に入れるものなので、食べるのに不安になりますよね。
可能であれば、自然のもの、天然のもの、手作りのものが良いと思う人も多いと思います。
農薬などの添加物が心配な場合は、天津甘栗はやっぱり食べない方がいいのでしょうか?
自分でも甘栗って作ることができるのでしょうか?
今回はそんな疑問についてご紹介していきたいと思います。
天津甘栗は危険なの?農薬等がたくさん使用されている?
食品を口にする上で気になるのが農薬です。
一時期、中国での過剰な農薬のばら撒きが問題になりました。
日本では、中国産の物を口にするが怖い!という方も増えたのではないでしょうか。
どんな植物でも、自然に栽培するとなると虫や、樹木の病気により、収穫するまでちゃんと育たないことが多いものです。
農家を営む家では、きちんと収穫できなければ経営が成り立たないため、多少の農薬を使わざる得ない事もあります。
農薬問題は、中国だけでなく、他の国、もちろん日本でも使われています。
「〇〇産だから安全」とか、逆に「○○のものは危険」と、それだけで判別する方が危険な場合があります。
では、それを見極める方法はないのでしょうか?
日本で食品を販売するときに、これがどんな商品なのかを伝える食品関連表示マークというものがあります。
これは、国が決めた一定の基準や規格をクリアしたものだけに表示できるマークです。
その中で、有機 JASマークというマークがあります。
マークのイメージは、太陽、雲、植物を重ねたイメージで作られています。
この表示は、農薬や化学肥料に頼らず、自然界の力で栽培、生産された農産物や、加工品、畜産物などに付けられます。
最近日本でも流行っているオーガニックや、有機という言葉などはこの表示マークが表記されていない食品に対しては使うことが出来ません。
もともと、栗は日本産だったとしても、虫が付きやすい樹木です。
農薬等が気にな場合は、JASマークの表記の物を選んでみると良いでしょう。
これは、他の食品でも共通する事ですので、オーガニックな食生活を目指している方にはひとつの指標としてオススメです。
天津甘栗の作り方って家庭でも出来る?やっぱり無理?
天津甘栗用の栗は、現在100%中国産の栗となります。
理由は、日本産の栗で甘栗を作るのは性質上難しいからです。
世界には大きく分けて4つほど栗の種類があります。
その中でも日本の栗だけ、性質上異なっており、甘栗を作る工程に向いていません。
甘栗自体は作るのはとても簡単です。
深めのなべで小石と砂糖を加えて、ひたすら回しながら炒る事で完成します。
チュウゴクグリはこの後渋皮が剥がれやすいので、すぐに実が出てきて食べやすいです。
ですが、ニホングリは鬼皮(一番外側の固い殻)をむいても、渋皮がひっついたままの性質を持っておりこの作り方が出来ないからです。
日本の栗はそのままでもおいしい!
ニホングリは性質上、甘栗としての作り方には適していませんが、実が大きく、甘みもあるためそのままでも十分美味しく食べることができます。
◆ 焼き栗
栗に必ず切れ目をいれて、トースターなどで焼いてください。
切れ目を入れるのは、破裂防止のためです。
通常だと、30分前後時間がかかるため、1度ゆでて焼くと時間短縮されます。
◆ 茹で栗
1度ゆでて鬼皮をむき、栗ご飯としても、栗の甘露煮としても食べることができます。
◆ 揚げ栗
1度、油で揚げたあと、鍋で砂糖、しょうゆ、みりん、炒りごまでカリッとなるまで炒めます。
これは、大学芋の作り方なのですが、大学栗でも、とてもおいしく食べることができます。
まとめ
同じ、栗でも色んな種類があります。
その性質にあった調理の仕方が1番おいしく食べることができるのです。
全く農薬がかかっていないものを探すのは日本の物でも難しいと思いますが、状況に合わせて選択していくことが大切ですね。