寒い冬に必須アイテムのアウター。
その中でも、ダウンジャケットは特に暖かいイメージがありますね。
他にも、いろんな素材のアウターがあります。
ダウン系のジャケットは表示をよく見たら、ダウン、フェザー、中綿、色々種類があります。
どんな違いがあるのか、暖かさ自体にも差があるのでしょうか?
今回はそんなアウターの中身についてご紹介していきます!
中綿とダウンとフェザーの違い 暖かさにも違いがあるの?
見た目が同じアウタージャケット。
実は中身の素材によって、着心地だったり暖かさ、通気性が違ってきます。
まず中綿ですが、これは中身の素材の総称を指します。
よって、正しい表記は、中綿・ダウン○○%、フェザー○○%といった表記が正しくなります。
もし、中身が綿の場合は、中綿・綿○○%という表記になります。
中綿と表記されているからといって、綿100%というわけではないので、よくご確認下さいね。
では、それぞれの違いについて紹介していきます。
◆ 綿
別名でいくとコットンとなります。
吸収性に優れていてバスタオルなどのタオル系や汗を吸うためのインナーなどでよく用いられる素材です。
吸収性が良い反面、通気性にもすぐれているため、夏に着ると涼しく着ることができます。
夏の方が良さそうですが、綿の構造上、熱が伝わりにくく熱が逃げにくいため冬に着ても暖かく着ることができます。
◆ ダウン
鳥の胸の辺りのから取れる羽です。
フワフワとしておりとても軽いです。
ダウンはアウターの中でもダントツで暖かいです。
ダウンの割合が高ければ高いほど、価格としては高くなります。
◆ フェザー
フェザーは、鳥の羽根の芯がある部分です。
羽根と聞いてよく皆さんが思い浮かべる部分です。
フェザーの割合が多くなるとジャケットとして重たくなります。
暖かさは、ダウンに劣るため買う時はダウンが半分くらいは入っているものを選んだ方がよいです。
アウターの中でも、ダウンジャケットがダントツで暖かい事が分かりました。
しかし、ダウンはフワフワしていてよれやすく、形が崩れやすいためダウン100%のジャケットはめったにありません。
形の維持のため30%ぐらいはフェザーを含む事が多いです。
暖かいアウターを探している場合は、なるべくダウンが70%以上の物を選ぶとかなり暖かいです。
安いダウンと高いダウンの違いはどんな部分なの?
1番、暖かいアウターの素材はダウンということが分かりました。
しかし、同じダウンの中でも店頭で並ぶ値段はピンキリです。
これは、なんの違いなのでしょうか。
確かに、ダウンは、綿やフェザーより物自体が高価です。
しかし、ダウンジャケット1つの価格の中で、素材の原価は2割程度なんです。
ジャケットを作る上で1番お金ががかるのは、どれだけ丁寧に裁縫されているか、どんなデザインかになります。
有名なデザイナーが手がければ、その分のブランド代が上乗せされます。
また、長く使えるようにや、便利なようにと、ポケットを増やしたり、丁寧に裁縫されているだけでも、手間やお金がかかるため価格があがるわけです。
もう1つ、ダウンにも実は種類があります。
ジャケットに使われるダウンは、ダック(アヒル)とグース(ガチョウ)の2つです。
胸のフワフワとした同じ部分が使われますが、グースの方が大きく高品質なため、グースのダウンを使った物の方が高くなります。
まとめ
ひと目みただけでは分からないですが、作られるまでにちゃんと高い理由があるのです。
しかし安くてもちゃんと見極めれば、その中で良い物もたくさんあります。
高い安いや暖かいなどの基準を知っていれば、買う時の目安にはなると思うので、その中で自分にあったものを見つけていきましょう。