女の子がいる家庭では、3月3日の桃の節句の日にはひな祭りをやる家が多いと思います。
しかし初めての年だと、何を用意してどのように祝うか分からない方も多いと思います。
何を用意して、何を食べて、どのように祝うか?
知っているようで、知らないことも多いと思います。
桃の節句で食べるものには、一つ一つ意味があり、それは将来どんな大人になって欲しいかという願いが込められているのです。
ひな祭りに用意するものややることって?
3月3日のひな祭りでは、当日用意するものとそれより前から用意しておくものに分かれますので、順番に説明していきます。
<当日までに用意しておくこと>
● 雛人形
ひな祭りでは欠かせない雛人形!
雛人形には、娘の病気や災いが降りかかった時、身代わりになりますようにという意味がこめられています。
以前は、母親側の実家が孫娘のために用意するというのが主流となっていました。
しかし近年では、用意したい方や用意できる方、もしくは子供の親が買うといったように柔軟に対応する家庭が増えてきています。
誰が買うということに、本来決まりはありません。
昔は7段の大きな雛人形が主流でしたが、今は準備や片付け、場所といった問題もあり、お内裏様とお雛様の2人だけが並んだものも人気となっています。
● 桃の花
ひな祭りでは、桃の節句とも呼ばれており、桃の花を飾ります。
桃の花には、長寿や魔除の力があるとされており古くから飾られるようになりました。
また、桃の節句の時期が、桃の開花と同時期というのも理由のひとつです。
<当日用意するもの>
● 蛤のお吸い物
蛤の貝殻のように、ピッタリと合う人と将来巡り会えるようにという願いがこめられています。
● ちらし寿司
ちらし寿司の具はいろんな具が使われています。
これは、将来食べることに困らないようにという願いがこめられています。
● ひなあられ
ひなあられは、ピンク・緑・黄・白の4色で入っていることが多いです。
これは、四季を意味しており、1年を通して娘が幸せに過ごせますようにという願いがこめられています。
● 菱餅
ひなあられと一緒に飾られる菱餅のかたちは心臓、心を表しています。
これも、ひなあられと同じく健康を願ったものです。
ひな祭りのおすすめの楽しみ方あれこれ!
ひな祭りは、女の子にとって特別な日です。
思い出に残るようなお祝いの仕方をしてあげたいですよね。
雛人形を飾ったり、ちらし寿司など料理をする時は、ぜひ家族みんなでやってあげると楽しいと思います。
いつも食べないような豪華な料理を用意するのもいいですね。
お肉や、ケーキといった子供の達が喜びそうなものもおすすめです。
中には、ちらし寿司をケーキ風に、ひし形の形をしたケーキを作ったりというご家庭もあるようです。
子供の、幸せや健康を願う行事だからこそ、思い出に残るようなお祝いの仕方にしてあげてください。
ひな人形の飾る時期やしまう時期は?
雛人形の言いつつたえの中に、雛人形をしまうのが遅れると婚期が遅れるといったお話があります。
有名な話ですよね。
安心してください。
これは、迷信で根拠はありません(^^)
基本的には、3月3日を過ぎると片付けるものですが、期限までにちゃんと守れないと女性として恥ずかしいですよ~
という、躾のような教えが、このような形で広がったようです。
ちなみに、ひな祭りを飾り始めるのは、立春である、2月4日以降からになります。
遅くても1週間前までには飾り終えるようにしましょう。
まとめ
雛人形や、ちらし寿司、桃の花・・・
ひとつひとつちゃんと意味が込められていることが分かりました。
親からの、子の幸せ、健康、深い愛情の願いが伝わりますね。
少しづつ伝統行事は簡潔化、省略可されつつありますが、こんな意味があるんだと言うこと知っているとより楽しめますね。