春の食材である、たけのこ(筍)。
土佐煮から揚げ物、炒め物、たけのこご飯とレシピのバリエーションは無限大です。
しかし、このたけのこ、もちろんこのまま調理することは出来ません。
収穫したたけのこは1度アク抜きを行ってから、通常の調理へと入ります。
アク抜きの一般的な方法では、米ぬかを使われていましたが、実は最近は米ぬかでのアク抜きは良くないと言われています。
なぜ、米ぬかでのアク抜きは良くないのでしょうか?
代わりに何を使えば良いでしょうか。
たけのこのあく抜きの簡単な人気方法!米ぬかは意外とダメ!?
たけのこのアク抜きと言えば、一般的に知られている方法は、米ぬかを使って行っていく方法だと思います。
実は、この方法、最近では良くないと言われています。
理由としては単純にこの方法ではしっかりとあくが抜けないからです。
アクを抜く理由は、たけのこは、収穫して時間が経つとエグ味がでて美味しく食べることが出来ません。
しかし、米ぬかを使った方法でアク抜きしても、実はアクが完全には抜けていないと言われています。
では、どうして、エグ味がなくなったように感じるか?
たけのこは、加熱にすることにエグ味成分の流出をストップさせます。
更に、米ぬかを使用することにより、米ぬかの甘みによってごまかされるため、取れたように感じるという訳です。
それでは、どのようにしたら、簡単にアク抜きをする事ができるのでしょうか。
使用する物は大根です。
大根を皮ごとすりおろします。
すりおろした大根と水1:1に対して、1%の塩を加えます。
その中に、皮を剥いで、適当にカットしたタケノコを1時間程つけておくだけです。
あとは1~2分程度軽く茹でて、アク抜きの完了となります。
従来の方法より、時間、手間、用意するものも簡単です。
米ぬかがない家も多いと思いますが、大根なら余っても他の料理に使えるので無駄も減らせますね。
ちなみに、アク抜きで1番かかるのは時間です!!
実はこれ、圧力鍋を使うことを簡単に解決する事ができます。
圧力鍋を使う事で、1時間以上火にかけるないといけない通常のアク抜きも10分程度で済み、あとは冷めるのを待つだけです。
圧力鍋は、通常の煮物や、お米を炊く時にも時短になるので、持っておくとかなり助かるアイテムです。
竹の子の水煮の冷凍保存の方法って?
使いきれず余ってしまったたけのこ。
お店で買う時は、ほとんどが真空パック状態にされた水煮のたけのこでしょう。
余ってしまったたけのこを日持ちさせながら保存するには冷凍保存がオススメです。
しかし、通常の水煮のたけのこをそのまま冷凍保存してしまうと、水分が飛んでしまいスカスカの状態になってしまいます。
しかし、たけのこの冷凍保存はひと手間加えるだけで、シャキシャキ感を残すことをできます。
だし汁にひたす
調味料が加えられている出汁に浸しそのまま冷凍する事で水分の蒸発を防ぎます。
砂糖をまぶす
砂糖には保水効果があります。
しかしたくさんかけてしまうと、次に使う時に味を邪魔してしまします。
表面を軽く覆うぐらいパラパラとかけて、個別にラップでまとめると次使う時に便利です。
だし汁にひたすやり方だと、解凍した後は煮物などに使わざるを得なくなります。
何に使うか決まっていない時は砂糖を使う保存方法が用途が広がりおすすめです。
まとめ
昔から受け継がれてきたアク抜きの方法が実はあまり効果がないというのは、意外に知らない人も多かったのではないでしょうか!?
料理でのアク抜きといった下処理は、美味しい料理を作る際にとても必要な事です。
今回ご紹介させて頂いた方法では、そんなに手間もかからず準備する物も少ないので、簡単に行うことが出来ますね。