普段の生活の中で出てくるちょっとした疑問ってたくさんありますよね?
言葉の使い方で、どっちが正しいんだろうということもよく出てきます。
例えば、「マシュマロとマショマロ」や「キャンディとキャンディー」など。
何気なく使っていても、自分がいつも使っているものと微妙に違う使い方を見たり聞いたりすると、すごく気になりませんか?
今回はそういった似た言葉に関して、どっちが正しいのかを考えてみたいと思います。
疑問を解決してスッキリしちゃいましょう!
マシュマロとマショマロとどっちが正しいの?
まずは、「マシュマロ」と「マショマロ」について。
私の周りでは圧倒的に「マシュマロ」派が多いようです。
しかし、ごくまれに「マショマロ」という人もいて、確かにどちらが正しい使い方なのか気になるところです。
英語表記では“marshmallow”ですから、発音としては「マーシュマロウ」となるので、「マシュマロ」がより近いかなと思います。
“marshmallow”はウスベニタチアオイという植物の根のことで、もともとはこの根を使って作られたお菓子や薬のことをマシュマロと言ったそうです。
現在は、フワフワのメレンゲにシロップを混ぜてゼリーでやさしく固めて作るのが一般的ですが、もともとはこうしたところが由来だったんですね。
また、携帯電話やパソコンの文字変換では、「マシュマロ」がすぐ出てきますね。
こうしてみると、どうやら「マシュマロ」派が優勢のようです。
「マショマロ」派は、思い違いをしたまま幼いころからずっと「マショマロ」と言ってきたなど、ご両親やご兄弟の影響もあるかなと思います。
なお、一部「マシマロ」という可愛い言い方の人もいました!
英語の発音によるところも大きいので、「マショマロ」や「マシマロ」も完全に間違いとは言えませんが、やはり「マシュマロ」と呼ぶのが多数派みたいです。
ちなみにフランスでは「ギモーヴ」と言ったりしますが、正確にはギモーブはマシュマロと違って、メレンゲは使わずにフルーツピューレを使っているのだそうです。
キャンディとキャンディーはどっちが正しいの?
次は、「キャンディ」と「キャンディー」。
これについても、英語表記では“candy”なので、どちらもアリかなと思います。
年配の方の中には、「キャンデー」という人もいますよね。
英語を日本語で表そうとするときに、いろいろなバリエーションが出てきてしまうというのが、「どっちが正しい?問題」を生み出してしまっているようです。
要するに、一つに絞れるものではなく、どれでもいい、というのが答えなのでしょう。
ちなみに私の周りで聞き込みをしたところ、「キャンディ」派がやや優勢でした!
なお、日本では「キャンディ」といえば「飴」のことを指しますが(年配の方はアイスキャンディのことを言ったりもしますが…)、アメリカでは粉を使うクッキー等以外の、たとえばチョコレートなどの甘いお菓子全般を指します。
まとめ
いかがでしたか?
日常のちょっとした気になる疑問はスッキリしましたか?
同じように、どっちが正しいの?という言葉として、少し考えただけでも次のようなものが挙げられます。
「コンピューターとコンピュータ」
「ヒアリングとヒヤリング」
「モニターとモニタ」
「リポートとレポート」
「ヒーターとヒータ」
「メンソールとメントール」
「ファストフードとファーストフード」
やはり、もともと英語だったものを日本語として表そうとすると、それぞれ微妙に異なる表現になってしまうようです。
こっちが正しいと明確に決まっているものではないので、多数派に合わせて使っていくのが無難かもしれませんね!
その他、「おざなりとなおざり」、「うろ覚えとうる覚え」、「おにぎりとおむすび」、「クッキーとビスケット」といった、言葉の意味が異なったり、使い方が違ったりするものも無数にあります。
気になる言葉が出てきたら、一度ゆっくり調べてみると、新たな発見があり面白いですよ!