冬場は空気が乾燥しやすい季節。
この時期、大活躍の家電といえば加湿器ですが、お手入れは大丈夫ですか?
加湿器はタンクに水を入れればすぐに作動しますが、つけっぱなしにしてしまいがちです。
こまめにお掃除できているという方は意外と少ないのではないでしょうか?
確かに、カバーを外したり、フィルターを洗ったりと面倒な作業が多いので、ついつい後回しになってしまいますよね?
しかし、加湿器は水を使用するものである以上、カビや水垢が生じやすい家電製品です。
しっかりお手入れをしないと健康を害してしまうおそれがあります!
そこで今回は、加湿器のフィルターの水垢のお手入れ方法についてご紹介したいと思います。
加湿器フィルターの掃除にハイターは?頑固な水垢どうしたらいい?
加湿器の掃除で一番大変でやっかいなので、「フィルターの水垢掃除」です。
こまめに掃除すればいいのですが、長い間放っておくとフィルターに頑固な水垢が付着して、サッと洗っただけでは取れません。
水垢自体はカルシウムなどのミネラル分が主な成分で、人体に影響はないとされています。
しかし、フィルターが塞がれることで、加湿機能が低下したり、電気代が余分にかかってしまいます。
こうした水垢汚れに効果があるといわれるクエン酸も、硬くこびりついたひどい水垢の場合は取れないことがあります。
まずは、規定量のクエン酸(水2リットルにつき大さじ一杯ほど)を入れたぬるま湯(やく40度)に2~3時間ほど浸け込んで、歯ブラシなどで軽くこすってみましょう。
クエン酸でも落ち切らない頑固な水垢には、ハイターを使うのも効果的です。
ハイターを溶かした水にこちらも浸けおき洗いします。
1時間ほどしたら、しっかりと洗い流せば、水垢だけでなくカビ対策にも効果的です。
ここで注意する点は、塩素系ではなく酸素系のハイターを使うということです。
塩素系のものを使用すると、フィルターが変色したり、変形したりしてしまう可能性があります。
使用する際にはゴム手袋を着用し、十分に換気をしながら作業を行いましょう。
ちなみに、クエン酸とともにお掃除でよく取り上げられる重曹は、水垢と同じ弱アルカリ性のため、水垢除去には不向きなのです。
加湿器はフィルターなしで使うのってやっぱりマズいの?
フィルターが汚れてしまったり、古くなってしまったりした場合に、加湿器をフィルターなしで使うことはできるのでしょうか?
これは残念ながらできません。
加湿器は水に浸されたフィルターを加熱したり、フィルターに風を当てたりすることによって水を蒸発させ、室内の湿度を高める仕組みです。
フィルターがない状態ではこの仕組みが成り立たなくなってしまいます。
ホコリやごみの侵入、汚れを防止するためのフィルターであれば、なしで使っても稼働はすると思います。
しかし、カビが発生しやすくなったり、故障の原因にもなりますので、やはり製品の指示に従った使用方法が安全です。
基本的に、フィルターは加湿器にとって正常に作動するために、かなり重要なパーツといえます。
掃除は少なくとも1か月に1回、できれば2週間に1回はした方がいいです。
また、しばらく使用していない場合に、掃除をしてもなかなか汚れが落ちないのであれば、新しいフィルターに交換することをお勧めします。
また、最近ではフィルターを使用しないお手入れが簡単な加湿器も発売されています。
どうしても掃除が面倒・時間がない、という方はそちらのタイプも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
加湿器のフィルターのお掃除方法について解説してきましたがいかがでしたか?
フィルターはクエン酸を使ってキレイにし、頑固な水垢には酸素系のハイターを試してみましょう。
また、フィルターを外した状態での使用は、機能面や安全面からも避けたほうが良いです。
加湿器は日々の生活に欠かせないものですので、しっかりとお手入れをして、健康に過ごせるよう少しだけ気にかけてみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。