めっきり寒くなり、使い捨てカイロが活躍する季節になりましたね!
外を歩くときにコートのポケットに忍ばせたり、インナーの背中に貼るタイプのものだったり、気軽にお使いの方も多いのではないでしょうか。
冬の間の冷えを解消して、身体だけでなく少し心もホッと温めてくれるような便利なアイテム。
そんな使い捨てカイロですが、気になることがひとつあります。
それは、使い捨てカイロが発火して火事になることはないの?
ということ。
使い捨てカイロは意外と温度が上がってしまう時もありますし、なにやら水につけると発火するというような噂も聞いたことがあるようなないような。
中には粉のようなものが入っているけど、これが化学変化を起こすのかな?
といった疑問が湧いてきます。
今回は、使い捨てカイロが発火して火事になることはないのかということと、安全な捨て方にスポットを当てて解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
カイロで布団の中が火事に!?発火したりもあるの?
使い捨てカイロが発火して火事になるようなことはあるのでしょうか?
答えは基本的にNOです。
自然に発火することはまずありえません。
カイロの中身は鉄粉・水・塩類・活性炭などで、基本的には無害なものばかりです。
鉄粉が空気に触れて酸化するときに発熱するという仕組みで温かくなります。
その構造上そこまで高温になることはなく、45~60℃程度なので、まず発火する心配はなさそうですね。
だいたい15時間程暖かさが持続するので、朝起きてからすぐ使い始めても、夕方から夜までしっかり温かさをキープしてくれます。
ただし、注意しなければならないこともあります。
単体で発火することはまずないものの、別の要素が組み合わされて発火する可能性はもちろんあるということです。
こたつや電気マット、ホットカーペットなどの別の暖房器具と一緒に使う場合、相乗効果で異常な発熱をし、場合によっては発火する可能性があるので注意しましょう。
水に濡れると発火するのかという点については、そこまでの発熱能力がそもそもないようですので心配ありません。
袋自体、水が入りにくい素材・構造でできているので、万が一洋服と一緒に洗濯をしてしまったという場合でも特に問題はなさそうです。
また、発火の心配はなくても、低温やけどには注意が必要です。
体の一部分にのみ長時間連続で触れていたりすると低温やけどになりやすいです。
注意書きで就寝時や布団の中での使用、暖房器具との併用は避けるように記載されていることが多いのも、これらの被害を防ぐためでと考えられます。
寝ている時は高温になってもすぐには気づけません。
朝起きたら低温やけどで皮膚が赤くなりヒリヒリ痛いなんてことにならないよう寝るときの使用は避けたほうが良いでしょう。
寝るときの冷え対策としては、寝るとき専用の靴下・湯たんぽ・電気毛布などを使用する。
他にもお風呂に入った後身体が冷めないうちにすぐ寝る。
体操やストレッチで軽く身体をほぐしてから寝る。
ホットミルクやココアなどの温かい飲み物で身体を内側から温める。
などの方法を試してみてはいかがでしょうか?
カイロの安全な捨て方ってあるの?
では、使い捨てカイロを安全に捨てるにはどうすればよいのでしょうか?
注意書きを見て頂くと分かりますが、お住まいの市区町村の指示に従って捨てるように記載されていることが一般的です。
ちなみに私の住む地域では「燃やすごみ」として出すよう指示されています。
場所によっては不燃ごみや金属扱いのところもあるようなので、自治体から配布されている冊子やホームページで調べるか、直接担当部署に確認してみてください。
使った後はきちんと冷ましてから、未使用のものは一度発熱させた後冷ましてから、という捨て方が一番安全です。
ただし、未使用のものをわざわざ一度開けて発熱させて…
というのは少し面倒ですしあまり現実的ではないですね。
暖かい状態のまま捨てたとしても危険性はないようなので、未使用なら開封せずそのまま捨てても問題はないでしょう。
まとめ
使い捨てカイロは冷える冬を乗り越えるかわいい相棒のような存在。
正しい使い方と捨て方を理解して、上手に付き合っていきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。