使い捨てカイロが大活躍する季節がやってきましたね!
朝出かけるときにひとつポケットに入れておくだけの手軽さがいいですね。
あるいはインナーの背中に貼って外出するだけで、夜まで身体をホカホカ温めてくれるありがたい存在の使い捨てカイロ。
でも、ふと思ったことはありませんか?
“一度使った使い捨てカイロが次の日もまた使えたらなあ”、と。
私も昔から思っておりました。ポケットに残っていたカイロを必死に擦ってみたり(笑)
今回の記事では、使い終わって冷めた使い捨てカイロを復活させることはできるのか?
について解説いたします。
また、他に別の使い道で再利用することはできないかについても考えてみたいと思います。
冬はカイロが手放せないというそこのあなたも、今年からカイロに手を出してみようかと考え中のあなたも、ぜひ最後までご覧ください!
冷めた使い捨てカイロって復活させれる?
使い捨てカイロは密閉された袋から出して、少し振るだけですぐに温かくなるとても便利なアイテムです。
しかし、約12~15時間程度で発熱効果はなくなります。
“使い捨て”ですので、一日使用したら捨てざるを得ませんが、もし一度冷めたカイロが翌日もまた復活して再度使用できるとしたら嬉しいですよね!
使い捨てカイロの中には主に鉄の粉が入っており、これが空気中の酸素に触れることで酸化します。
そして、その時に出る熱によって温まる仕組みになっています。
ということは、鉄粉が完全に酸化してしまうと、それ以上発熱はできなくなるわけです。
つまり、上記の約12~15時間という発熱効果が無くなって冷めてしまった後は、再度発熱させることはできなくなってしまうのです。
ですので、非常に残念ながら、翌日もまた復活させるということはできません。
ただし、発熱の持続時間の途中で酸化を防いで発熱を鎮めれば、再度発熱させることも可能です。
自然に冷める前に使用をやめる時には、ラップやビニール袋、ジップロックなどで空気に触れないように密閉し保管しておくことで、また残りの持続時間だけ温まるということですね。
これは意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
使い捨てカイロを使い始めたばかりなのに、急遽不要になってしまった事ってありませんか?
多く開けすぎてしまった場合などにも、ぜひこの方法で保管して後日また使えるようにしてみてください。
使い捨てカイロの再利用で肥料として使えるの?
次に、使い切ってしまってもう発熱しない使い捨てカイロの再利用についてです。
よく聞くのは“肥料として使える”というもの。
使い捨てカイロの主な中身である鉄粉は良い土に必要な鉄分を補ってくれます。
また、バーミュライトという物質が保水性や通気性に優れているため、土に混ぜると良い効果が期待できます。
ただし、カイロには植物には害となる塩も含まれています!
土に混ぜる前にコーヒーフィルターなどを使ってろ過し、塩分を取り除く必要がありますので注意しましょう。
使い捨てカイロの中身はこのほかにも、脱臭剤や乾燥剤として再利用が可能です。
タンスやクローゼットの中、あるいは革靴・ブーツの中に入れておくと良いです。
サイズ的にもちょうどいいですね。
とはいえ、本来の使い方ではないので、あまり長時間置いておくことはせずに、ある程度経ったら普通に捨てましょう。
まとめ
使い捨てカイロは復活させることができるのかについて解説してみましたが、いかがでしたか?
一度使い始めても密閉して空気に触れさせないようにすれば、トータルで12~15時間になるまで、あとでまた使うことができるということ。
完全に使い終わった後も、肥料や脱臭剤・乾燥剤として再利用が可能であること。
これらを頭の片隅にでも入れておいて、これから迎える本格的な冬シーズンをカイロとともに快適に賢く過ごしていきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。