貼るカイロって便利ですよね。
この極寒の時期に背中やおなかをポカポカと温めてくれます。
外出するときには欠かせないという方も多いのではないでしょうか?
ただし、少し心配なのが低温やけど。
同じ部分に長時間当たっていると、それほど高い温度ではないとはいえ、気づかない間に赤く炎症を起こさないか不安になります。
貼るカイロを使用する際に浮かぶ疑問。
肌着の上から貼っても低温やけどになってしまうのでしょうか?
布団で使用しても問題ないのでしょうか?
低温やけどの初期症状ってどんなの?
ということで今回は、貼るカイロを使うときの注意点について、上記の観点から解説してみたいと思います!
貼るカイロについてよく分からないままなんとなく使っていた、という方は特に注目してご覧ください。
貼るカイロの低温やけどは布団でなるの?肌着の上に貼れば大丈夫?
寝るときに貼るカイロを布団で使ってもいいのでしょうか?
答えはズバリ、NOです!
貼るカイロは普通に使用する分には安全なものです。
しかし、貼った部分を圧迫しすぎると、低温やけどになってしまう可能性が非常に高くなります!
発熱量が高まるとともに、熱が一部分に集中してしまうためです。
就寝時は無意識に寝返りを繰り返すため、カイロを貼った部分が体の下に来てしまうと自然と圧迫された形になってしまいます。
そして、寝ているため、そのことに気づかないままじわじわと低温やけどになってしまう危険性があります。
これは、たとえ肌着の上にカイロを貼っていたとしても同じです。
多少熱が伝わりづらくはなりますが、温度調節は難しいため、熱がこもってしまうことには変わりありません。
そもそも貼るカイロは肌着や衣類の上に貼るのが基本で、肌に直接貼るのは間違いですので、もし直接貼っていたという方はすぐにやめましょうね。
低温やけどを防ぐためには、寝るときに布団で使用するのは避けるようにしましょう。
製品の使用上の注意でも、就寝時は使用しないよう記載してあることがほとんどです。
低温やけどの初期症状ってどんなの?
では、そもそも低温やけどの初期症状はどのようなものなのでしょう?
低温やけどは、体温よりも若干高い温度(だいたい45℃~50℃)のものを長時間同じ部分に当てていることにより起こります。
症状としては、肌が赤くなってヒリヒリしたり、水膨れとなって皮が剥がれてしまったりというものが一般的です。
温度が低いため初めは痛みを伴いにくいです。
ですが、皮膚の表面にできる通常のやけどと比べ、より深い皮下組織の部分にまで損傷が及ぶことがあります。
低温やけどだからと軽く考えがちですが、実は症状に気づきにくい分、通常のやけどより被害が大きくなることも十分考えられます。
決して甘く見てはいけません。
上記のような症状が出たら、放置せずにすぐに医師の診断を仰いだ方が良いでしょう。
貼るカイロのほかにも、コタツや湯たんぽ、電気毛布などを使用する際は、低温やけどにならないよう十分に注意してくださいね。
まとめ
気軽に使えてとても便利な貼るカイロですが、使用方法を間違えると重大なケガに繋がる可能性もあります。
寝るときに布団で使用するのは低温やけどになる可能性が高いので絶対にやめましょう。
また、もし肌が赤くなってヒリヒリしたり、水膨れとなって皮が剥がれてしまったりした場合は低温やけどですので、すぐに冷やして医療機関に行きましょう。
特に自分で体温や衣類の管理が困難な小さい子供やお年寄りの方が使用する場合は、周りの方々が注意して見守ってあげる必要があります。
温かく快適な冬を過ごせるよう、貼るカイロの正しい使用方法を頭に入れておきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。