転勤や転居により引っ越しをしたとき、ご近所様に挨拶にいくかと思います。
粗品程度の軽めの品物を持って行くこともあると思いますが、やっぱりちゃんと熨斗をつけた方がよいのか、かしこまり過ぎない方がいいのか案外悩んでしまうものです。
熨斗を付けるのにはちゃんと意味があるのでそれを知った上で行動していくと、周りからの評価もきっと上がりますよ~♪
引っ越しの挨拶で持って行く粗品ののしはこうしよう!
■ のしをつける意味って
そもそも「のし」ってなぜつける必要があるのでしょうか?
のしはもともと慶事のようなお祝い事の時だけつけるものとされています。
しかし反対にお葬式のような弔事の際には使いません。
よって、引っ越しは「お祝い事」として扱われてきたのでのしをつけるようになりました。
たとえ簡単な粗品だったとしても改めて贈るという意味でものしはつけた方が良いでしょう。
のしには自分の名前を載せるので、覚えてもらうという意味でも付けた方がベストです。
ご近所であれば今後関わりもあるはずですので、名前を覚えてもらうというのは大切な事です。
のしにもいろいろ種類があり、さまざまな場面で使い分ける必要があります。
引っ越しなどの一般的な祝い事では紅白蝶結びの祝いのしを使います。
結びきりののしは、婚礼や見舞祝い、快気祝いなどに使われる事が多いので注意が必要です。
そして、「熨斗」の付け方にも種類があります。
直接品物にのしをつけます。
その上から風呂敷などで包みます。
気持ちを控えめに伝えたい時に使います。
包装紙の外側につけられています。
品物をそのまま渡す時や、気持ちを強く強調させたい時に使います。
ちなみに引っ越しの挨拶は「外熨斗」が一般的です。
名前もぱっと見て分かりやすいのでお勧めです。
引っ越し挨拶の粗品ののしはテンプレートでも!無料ダウンロードサイト紹介!
最近はのしをしてもらえるお店をわざわざ探さなくても、家でネットからダウンロードしてそのままプリントアウトする事も可能になりました。
引っ越しを含め、さまざまなシーン用のテンプレートがダウンロード出来ます。
字体が選べたり、自分の名前もプリントアウトしてくれたりと便利なサイトがたくさんあるので、その中からおススメのサイトをご紹介いたします。
・熨斗紙素材館 ↓
かなりたくさんのシーンのテンプレートが利用できますが、JPG・ワード・エクセルのみの利用となります。
圧縮されて配布されているのでダウンロード後は解凍という作業が必要となります。
・テンプレートBANK ↓
会員登録が必要ですが、他にはない花柄やPOPなものなどがあり若い世代の方が貰ったら嬉しいデザインの物が多いです。
ここは、のし以外にも1枚でいいのに買うと必要以上に入っていて余ってしまうといった賞状・領収書・名刺などあらゆるオフィスワークで使うもののテンプレートもダウンロード可能です。
仕事をされている方にはとてもおススメのサイトです。
持って行く粗品ってどんな物でどのくらいの値段が良いの?
のしをつけて形式的にするなら渡す粗品もある程度、立派な物じゃないといけないのでしょうか?
そんな事はありません。
引っ越しの挨拶程度で渡す物なら、好みが分かれやすい物や、あまり使わない物は選ばないようにしましょう。
高価すぎても相手が気を使ってしまうので、手ごろな値段の物で相手が気兼ねなく受け取りやすい物を選ぶと良いでしょう。
■ 粗品で人気な物
日持ちする焼き菓子などが一番人気です。
次に洗剤・ラップ・タオルなどたくさんあっても困らないような日用品です。
■ 価格相場
500円~1000円ぐらい。
■ 挨拶する範囲の目安
マンションであれば自分の住むフロアと自分の部屋の上下。
一軒家であれば両隣と、道を挟んで向かい3件。
まとめ
最近は防犯上の問題で単身向けのマンションや女性の一人暮らしの場合、挨拶周りをしないという方も少なくありません。
しかし今後子供が生まれる、子供が居るなど周りに迷惑をかけるかもしれない、助けを必要とするかもしれないというファミリー世帯であればなるべく挨拶に行っておいた方が良いでしょう。