シリコン洗い桶はハイターや漂白剤を使っていい?溶けるとかない!?


最近、スマホケースや耐熱に優れているという事でよくキッチン用品などに使用される事が増えたシリコン製品。

使い続ける事によって気になってくるのが黄ばみです。

今回は漂白剤を使用しても大丈夫なのか?

そして、黄ばみや汚れなどを防止する方法をご紹介したいと思います。

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シリコン製品は漂白剤で溶けるとかってある?

■ そもそもシリコンって何者!?

シリコンという言葉自体はよく耳にすると思いますが、何でできているかご存知ですか?

原料は石油です。

石油という油を含むシリコンは柔軟性に富み独特の手触りという特徴を持ちます。

よってプラスチックと比べ空気中のホコリや汚れを付着しやすいです。

シリコンは、時間とともに水が加わる事で加水分解という化学変化を起こし、分解された薬剤が表面に溶けだします。

古くなってしまったシリコン製品がベタベタしたり黄ばんだりするのは、化学変化によって起きる劣化が原因な事が多いですよ~。

では、シリコン製品に漂白剤を使っても大丈夫なのでしょうか?

シリコン製の商品は耐久性があるので漂白剤を使用しても問題ないです。

もちろん塩素系の漂白剤でも大丈夫です。

市販で売られている、ハイター系などの漂白剤の裏にもシリコン製品は使用可で表示されていますが、もし、不安な方は酸素系の漂白剤を使用しても良いでしょう。

逆に、天然ゴム等の素材は分解しやすい性質をもっているので使用を避けましょう。

塩素系と酸素系の漂白剤の違いって

漂白剤を選ぶとき迷うのが、塩素系タイプと酸素系タイプだと思います。

まず、この二つは主成分が全く異なります。

塩素系の主な成分は次亜塩素酸ナトリウムです。
とても強い殺菌力と漂白力があります。

柄物の色も落としてしまうほどなので使用には注意が必要です。

短時間で効果を発揮しますが、十分なすすぎを必要とするのと、独特の臭いを発します。
自然に分解が進んでいくので、長期の保管には向いていません。

酸素系の主成分は過酸化水素です。
こちらも、漂白力、殺菌力はありますが塩素系に比べて劣ります。

その分、柄物などの色落ちの心配もないです。

単体だと効果が薄く洗剤を併用する事で効果が高まります。

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シリコンの黄ばみを防止する方法は?

まずは黄ばむ原因から見ていきましょう。

シリコンが黄ばむ原因は二つあります。

一つ目は、太陽などに含まれる紫外線によって素材の化学変化が起こります。

二つ目は、さきほど冒頭で述べた素材そのものの劣化が原因です。

劣化が原因により一度黄ばんでしまったものに対しては、もとに戻す事はできません。

シリコンは、紫外線の影響を受けやすいので、紫外線に当たるのを避ける事で防止できるでしょう。

ですので、部屋の中であっても日当たりの良い窓際等は注意が必要です。

もし、紫外線で黄ばんでしまった際は、水で薄めた漂白剤の中に漬け日光が当たるところに数日間置くと落ちます。

日光に当てる事で内部まで届いて色素を分解してくれる効果があるのです。

もしこれでとれないときは、劣化が原因の可能性が高いです。

他にも気になるシリコンの汚れなど

■ 色移り

シリコンは汚れなどを付着させやすい性質を持っています。

濃い色などの色物など、特に濡れた状態で接触させるととても危険です。

色が移ってしまった時は、塩素系の漂白剤を使用するのが有効ですが、物によっては元の色を落とす可能性があるので、少しずつ確認しながら試してください。

■ 黒ずみによる汚れ

黒ずみの主な原因は手垢などの皮脂による汚れが大きいです。

いらなくなった歯ブラシに歯磨き粉をつけてこするとキレイになります。

子供用や先が細くなった物を使うとより細かい部分まで落とす事が出来ます。

洗浄後は自然乾燥させましょう。

タオルなどで拭かないようにしてください。

繊維などが付着する可能性があります。

■ ホコリやゴミが付着した際は

コロコロやガムテープなど粘着があるテープでとります。

凹凸がある製品に関しては、木工用ボンドを使用して完全に乾かしてはいでください。

木工用ボンドを使用する際は乾くのに時間がかかるので、使用頻度が高いものや、すぐ使う物に使用する際は注意が必要です。

まとめ

汚れ一つにたいしてもさまざまな原因があるので、その汚れに合う方法を試す事で簡単に落とす事が出来ます。

洗い桶も含め、私たちが普段使用するさまざまな物にシリコンは使われています。

いつも清潔に保ち、地球のためにも長く使っていけたらいいなと思います。

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