女性はスーツやドレスを着る際に、コサージュをつけることがありますよね。
しかし、初めてつける際はどこにつければいいのか、わからない人も多いと思います。
普段からつける機会はあまりないので、いざつけるとなると自分のつけ方があっているのか不安になってしまいます。
そこで今回は、そんなコサージュをつける正しい位置や、そもそもコサージュをつける意味などを、詳しくご紹介したいと思います。
コサージュをつける位置や左右はどちらにつけるの?
コサージュはつけているイメージはだいたい浮かぶものの、左右どちらにつけるのか、どれくらいの高さが正しいのか迷いますよね。
実はコサージュには、左につけるか右につけるか、正式に決まってはいません。
なので、どちらにつけるかは自由なのですが、左につけるのが一般的です。
左につける理由は、人の視線は右に向きやすく、対面から見て右に向いた時に目に入りやすい左側につける方が視界に入りやすいからです。
せっく華やかなコサージュをつけているのなら、人の視界に入った方がいいですよね。
コサージュの高さは服の種類によって最適な位置が違います。
大人っぽいスッキリとした印象にしたい場合は、襟付きのジャケットなら襟部分に。
襟のない服の場合は鎖骨あたりにつけるのがキレイに見えます。
襟や鎖骨あたりといわれると少し高く感じてしまいますが、実際につけてみるとそんなこともなく、違和感はありませんよ。
逆に胸あたりまで下につけると、幼い印象になります。
高さにも胸あたりということ以外は決まりはないので、どこにつけてもいいのですが、スッキリ見せることができる高めの位置の方がおすすめですよ。
コサージュは花が上を向くように、下を向くようにと聞いたことがあるかもしれませんが、これも決まっていないので、どちらでも大丈夫です。
コサージュによってキレイに見える向きは違いますので、そのコサージュがもっとも映える向きを探してつけてください。
自分ではよく分からない場合は、家族に少し離れたところから見てもらうのもいいですね。
鏡の前で顔の辺りだけ見るのと、全体から見るのではまた印象が違います。
コサージュをつける意味はどんな理由があるの?
女性がスーツやドレスを着る時だけでなく、入学式や卒業式などでも制服につけますよね。
そもそもコサージュはどうしてつけるのでしょうか。
コサージュはフランスから来たもので、昔貴婦人たちがお祝いの席で本物の花を胸元につけていたのが始まりと言われています。
胸元につけた花の香りで、より素敵なお祝いをしようということからつけるようになりました。
つまり、コサージュをつけるのはお祝いの気持ちが込められているからなんです。
しかし、本物の花では長持ちせず不便なことも多いため、今のような造花のコサージュになったのでしょう。
昔のフランスの貴婦人たちも、枯らさないようにと小さな花瓶を胸元につけて、そこに花を入れていたのです。
とても大変そうですが、それでもつけていたのはやはりお祝いをしてあげたい気持ちが強かったのでしょう。
コサージュは自分をキレイに飾るためのものではなく、相手へのお祝いの気持ちを表すためのものです。
ただの飾りのように見えて、素敵な意味が込められていたんですね。
まとめ
コサージュは左右、高さ、向きなど、明確な決まりは特にありません。
左胸あたりにつけるのが一般的で、高めの位置につけると大人っぽく、低めの位置につけると幼い印象になります。
コサージュの由来は昔のフランスの貴婦人たちが胸元につけていた本物の花で、香りでお祝いの席を盛り上げよう、という気持ちが込められていました。
コサージュは飾りではなく、お祝いの気持ちを形にしたものです。
ぜひみなさんも、華やかなコサージュでお祝いの場をよりよいものにして頂きたいと思います。