出産の前後は実家に帰って、里帰り出産をするママはとても多いです。
何かと不慣れな子育ての世界に飛び込むとき、子育て経験者のご自身のお母さんにいろいろと助けてもらえるのはとっても心強いものですよね。
出産をした後は、身体がすぐに普段のようには動けないので、1か月~数か月ほど実家にお世話になる方がほとんどです。
お宮参りの時期はだいたい生後1か月を過ぎた頃ですから、ちょうど実家に滞在している最中ですよね。
里帰り出産をした場合、お宮参りはどこですればよいのでしょうか。
ちょっと悩んでしまいますよね。
そこで今回は、里帰り出産をした時のお宮参りについてご紹介します。
お宮参りの場所は里帰り出産した場合どうするのがいい?
赤ちゃんのお宮参りとは、お住まいの土地の守り神様がいらっしゃる神社へ、
赤ちゃんが無事に誕生したことの感謝と、これからの健やかな成長を願って参拝する行事です。
現代では、土地神の信仰はだいぶ薄れてきているように思いますが、お宮参りは、
「自分たちの住んでいるところで行う」
のが基本となっています。
とはいえ、ちょうどお宮参りの時期に実家に滞在しているし、里帰り先でのお宮参りを希望する方も最近では増えてきているのです。
基本は「自分たちの住んでいるところで行う」とされていますが、里帰り中にご実家の近くの神社でお宮参りをしてもまったく問題はありません。
その際は、ご実家の氏神様である神社でお宮参りをするといいですよ。
里帰り先でお宮参りをしようと考えているならば、まずは旦那さんと、旦那さんのご両親に相談をしてから決めることをおすすめします。
というのも、旦那さんのご両親が一緒にお宮参りに行くことを、ひそかに計画を立てて楽しみにしているかもしれないからです。
かわいい孫のお宮参りを楽しみにしていたのに、
「実家で済ませてきました!」
なんて事後報告では、とってもがっかりさせてしまいますよね。
そのような事態にならないように、まずは旦那さん、実家、義実家のお宮参りの希望をしっかり確認して、話し合っておきましょう。
特にお子さんが両家の初孫にあたる場合には、おじいちゃんおばあちゃんも張り切っている事も多いですからね。
お宮参りは、赤ちゃんが誕生してから1か月ほど経ったころですが、必ずしもこの時期に行わなければならないというものではありません。
生後1か月のころは、赤ちゃんはまだ体力も抵抗力も弱いですし、ママも身体の状態がすっかり回復したとはいえません。
また、生まれた時期によっては、生後1か月の頃が寒さがとてもきびしい冬の時期にあたる場合もありますよね。
逆に、真夏で熱中症が心配されるような時期にちょうど当たってしまう場合もあります。
そんな時期に、無理をしてお宮参りに行って、体調を崩してしまっては大変です。
生後1か月ころの時期にこだわらずに、赤ちゃんとママの体調や、気候を考慮してお宮参りの時期を決めるのがベストです。
総合的に考えて、家族みんなが納得できるように、お宮参りの場所や時期を決めてくださいね。
お宮参りって神社でもお寺でもどっちでもいいの?
お宮参りは基本的に神社で行うものですが、近頃ではお寺でお宮参りをするご家族も増えてきています。
有名なお寺や仏教寺院で赤ちゃんのご祈祷をお願いしたいと希望されるんだとか。
神社でも、お寺でも、どちらでお宮参りをしても問題ありません。
神社でお宮参りをして、ご祈祷を受ける際には、熨斗(のし)袋の表書きは「初穂料」と書きますよね。
お寺でお宮参りをして、ご祈祷を受ける場合は、熨斗袋の表書きはどのように書けばよいのでしょうか?
お寺の場合は、熨斗袋の表書きは「御祈祷料」や「御布施」と書きましょう。
水引の下の部分には、神社もお寺もご祈祷を受ける赤ちゃんのお名前をフルネームで記入してくださいね。
まとめ
里帰り出産をした時のお宮参りについてご紹介しました。
まとめますと
◎お宮参りの場所や時期は、旦那さん、実家、義実家の希望をしっかりと確認してから決めるのが大切。
◎お宮参りの場所は、実家近く神社でも、自宅近くの神社でも、どちらでも構いません。
◎お宮参りの時期は、気候を考慮して、赤ちゃんやママの負担にならない時期にずらしても問題ありません。
◎最近では、神社だけでなくお寺でお宮参りをする方もいらっしゃいます。
かわいい赤ちゃんの健やかな成長を願って、ご家族みんなが納得できるように、柔軟に計画を立ててください。
素敵なお宮参りになるといいですね☆