最近よく聞くカフェイン中毒という言葉。
ノンカフェインの飲み物も多いですが、やっぱり眠気覚ましや、元気が欲しい時はカフェインに頼りたいものです。
では実際、どのくらいの量だったら体への影響はないのでしょうか?
今回は、そんなコーヒー好きの方には知っておいて頂きたい情報をお伝えします!
コーヒー飲み過ぎは何杯からなの?どのぐらいの量に抑えるべき?
1杯のコーヒーに含まれるカフェインの量は約60~120mgです。
カフェイン量に幅があるのは、コーヒーの抽出方法により異なってくるからです。
成人が1日に取っても大丈夫なカフェインの摂取量は400mg未満と言われていています。
1回に摂取する量は200mgの抑えるべきと提言されています。
200mgはだいたいコーヒー3~4杯分に値します。
これは一般成人の場合で、妊娠中の女性は特に赤ちゃんへの影響が懸念されるので摂取を控えた方がよいでしょう。
出産後も母乳を通して赤ちゃんが摂取してしまうので授乳が終わるまでは控えて下さい。
ただし、絶対取ってはダメというわけではないので1日150mg程度、1~2杯までに留めておくようにしましょう。
最近は、ノンカフェインのコーヒーもスーパー等で扱っている事も多いのでコーヒーが好きな方は、ゆくゆくはそちらに切り替えていくとよいでしょう。
コーヒーが大好きなのに、我慢してストレスを溜める事のも良くありませんので、上手に付き合っていきましょう。
カフェインの取り過ぎで死亡とかって日本でもあるの!?
カフェインの過剰摂取は急性中毒を引き起こし稀ではありますが、死亡するケースもあります。
カフェインを常用すると体がカフェイン依存になり使用を止められなくなります。
カフェインには脳を覚醒させ、集中力を高める効果がありますが、多量摂取すると神経を圧迫させ視覚異常や聴覚異常が発生します。
特に、一日に1000mg以上の摂取はとても危険です。
世界でも、カフェイン中毒により死亡例も出ています。
日本でも、少数ではありますが何件か死亡報告がでています。
カフェインは体外へ排出されると症状が治まるので、少しでも異常を感じたら飲用は避けて下さい。
コーヒーのメリット・デメリット
ここまで書くと、なんとなくコーヒーって良くないイメージがありますが、コーヒーにもたくさんのメリットがあります。
【メリット】
◎ 二日酔い
二日酔いによって起こる頭痛はアセトアルデヒドという成分の蓄積によって発生します。
コーヒーに入っているカフェインは利尿作用があるので、アセトアルデヒドを排出してくれます。
更に、コーヒーは、肝機能を良好に保ってくれるので肝臓の負担を減らしてくれます。
◎ 眠気覚まし
コーヒーには、脳を覚醒させ集中力を高める効果があります。
しかし、カフェインは睡眠時間と比例するので、睡眠不足の人では効果は感じられず、逆に眠たくなってしまう事もあります。
◎ 血糖値の低下
コーヒーに含まれる、クロロゲン酸類が体内の血糖値を下げる効果があります。
食前にコーヒーを飲むと良いでしょう。
◎ うつ病予防
コーヒーは、うつ病になるリスクを下げてくれます。
しかし、すでにうつ病を患っている方が飲むと、脳は興奮状態になり更に、不安定な状態になり悪化させてしまいます。
【デメリット】
△ 貧血
コーヒーに含まれるタンニンが鉄の吸収をさまたげるため、貧血のリスクがあがります。
△ 病気との関係性
コーヒーを飲むとリスクが上がるといわれる病気は膀胱がん、骨粗鬆症、胃がん、胃潰瘍、尿路結石などがあげられます。
しかし、実際は、今のところ病気に対する医学的な根拠はないとされています。
△ 口臭
コーヒーを飲むと微粒子のコーヒー豆が歯や舌に付着するため、口臭が強くなります。
(※デメリットに関しては飲み過ぎなければ出てくるほどの症状ではありません。)
まとめ
どんな飲み物や食べ物でもそうですが、過剰ば摂取は体には良くはありません。
最近はいろんな商品も出ていますので、自分に合うお気に入りを見つけて、適量を守って楽しめるといいですね。