季節の変わり目になると、しまっていた服と出していた服を交換する衣替えをしますよね。
何カ月も着ずにしまっていた服をなんだかそのまま着るのは抵抗がある、という方も多いのではないでしょうか?
実際に衣替えでしまっていた服は、着る前に一度洗濯などをした方がいいのでしょうか?
今回は、そんな衣替えの服の洗濯の必要性について、ご紹介したいと思います。
衣替えでしまっていた服は天日干ししたり洗濯してから着ないとヤバイ!?
衣替えでしまっていた服でも、特に問題がなさそうであれば洗濯をせずにそのまま着てしまう方もいらっしゃいますよね。
たしかに見た目はキレイかもしれませんが、目に見えないところではどうでしょう?
実は、洋服はどれだけキレイに見えても、目に見えないカビや雑菌が必ず潜んでいます。
そんなカビや雑菌のいる洋服を、湿気が多くて暗い、繁殖のしやすい場所に何カ月もしまっていると、カビや雑菌が大量に増えてしまっている可能性も高いです。
カビや雑菌が大量にいる服を着続けていると、知らない間にかなりの量を吸い込んでしまっていることになります。
また、カビ・雑菌の他にもダニが住みついていることもあり、実際に衣替えの服をそのまま着てダニのアレルギー症状が出た方もたくさんいるんです。
いつも着ている服はこまめに洗濯しているのでダニがわくことはないんですが、ずっと洗濯せずにいる服にはダニも湧いてしまうんですね。
天日干しでダニの多くは死滅させることができるのですが、やはりそれだけでは他のカビや雑菌もいるので、十分とは言えません。
衣替えではたくさんの服をしまっていると思いますので、それを着る前にすべて洗濯するのは面倒かもしれません。
ですが、被害が出てからでは遅いんです。
一気に衣替えをするのではなく洗濯のできる範囲で少しずつ行うなどの工夫をして、衣替えの服は着る前にすべて洗濯しておくようにしましょう。
衣替えで圧縮袋できちんとしまっていても洗濯は必要?
衣替えで服をしまうのに、圧縮袋を利用している人もいますよね。
衣替えに圧縮袋はぴったりで、万能というイメージを持っている方も少なくないと思います。
圧縮袋は収納スペースを小さくできるだけでなく、洋服の天敵である虫食いの原因の害虫が服に近づかないようにしてくれる効果もあります。
しかし、これは害虫が洋服の外からやってくるから防げるのであって、もともと洋服についていたカビや雑菌を追い出すことは当然できませんよね。
ダニの被害は防止できるかもしれませんが、洋服に住みついていたカビ、雑菌は圧縮袋の中でも繁殖します。
そうなるとやはり私たちが着る時には、大量発生している可能性があるんです。
圧縮袋で防げるのは虫食いの被害であって、カビ、雑菌は別問題です。
たとえ圧縮袋にしまっていたとしても、やはり衣替えの際にはそのまま着ずに洗濯と天日干しを行っておいた方が安心ですよ。
まとめ
衣替えで何カ月もしまったままの状態にしておいた服には、キレイに見えてもたくさんのカビや雑菌が潜んでいる可能性があります。
特に押し入れやタンスの中のどはカビ、雑菌だけでなくダニも繁殖しやすく、実際に被害にあった方も大勢います。
圧縮袋の中にしまっていても、もともと潜んでいたカビや雑菌は防げないので、そのまま着るのはおすすめできません。
見た目がきれいだからといって、必ず清潔であるとは限らないんです。
衣替えシーズンは服の入れ替えだけでもたくさんあるので、洗濯まではしんどくて面倒かもしれません。
ですが、大切な体の為にも、衣替えの服を着る前には一度、必ず洗濯と天日干しをしておくようにしましょう。