まっすぐ長い茎の先に咲く胡蝶蘭の花は、とってもきれいですよね。
胡蝶蘭の花は寿命も長く、比較的初心者にも育てやすい花です。
そんな胡蝶蘭の花は、長持ちさせるには育て方にコツがありますが、どうやって育てればいいのでしょう?
今回は、そんな初心者の胡蝶蘭の育て方や、水やりの頻度、方法などをご紹介したいと思います。
胡蝶蘭の水やりは霧吹きは必要?水やりの頻度やタイミングもご紹介!
胡蝶蘭はもともと東南アジアの花で、高温多湿の環境で育っていました。
本来は土ではなく樹木などに生え、根本だけでなく、空気中の水分も葉から吸収します。
なので、空気が乾燥してしまっていると、うまく育つことができないんですね。
そんな時に役に立つのが、霧吹きです。
植込みの土に水をあげるだけでなく霧吹きで葉にも水を吹きかけてあげることで、葉からも水分を吸収することができ、成長に必要な水分を補うことができます。
湿気の多い日は問題ありませんが、乾燥していると感じた日は霧吹きでも水やりをしてあげるようにしましょう。
植込みの土に水やりを与える頻度ですが、胡蝶蘭の根本は比較的乾燥を好み、他の花に比べて水やりの頻度が非常に少ないです。
水やりが必要かどうかの判断の仕方は、植込みの土の乾燥具合を見てチェックしましょう。
植込みが乾燥していて水分がないと感じたら、水やりのタイミングのサインです。
乾燥が苦手だからと言っても、与える水の量はたっぷりあげてもかまいません。
季節ごとに水やりのタイミングの目安は、春と秋には10日に1回くらい、夏には1週間に1回くらい、冬には2週間に1回くらいです。
こんなに少なくて大丈夫なの?と思うかもしれませんが、何度も水を与えていると、逆に胡蝶蘭の寿命を縮めてしまうことになります。
胡蝶蘭は根元に水分の多い状態が長く続くと、根本が腐ってくる「根腐れ」を起こしてしまいます。
初心者が、寿命の長い胡蝶蘭をすぐにダメにしてしまう原因の多くはこの根腐れで、根腐れを起こした胡蝶蘭は枯れてしまいます。
綺麗な胡蝶蘭の花を長く楽しむためにも、水やりの頻度には注意しましょう。
胡蝶蘭の育て方で初心者の方はこうやって育てよう!
胡蝶蘭の花は水やりのタイミングも重要ですが、置く場所にも気をつけなければいけません。
胡蝶蘭の花は屋外よりも室内の方が育てやすく、直射日光の当たらない、風通しのいい場所を好みます。
東南アジアの熱帯地域生まれの花ですので、寒さにはとても弱いので、室温も15度以上に保つようにしてください。
また、つい綺麗な花に触りたくなりますが、真ん中のめしべに触れてしまうと胡蝶蘭は受粉が完了したと勘違いして花びらがしぼんでしまいますので、美しい花にもなるべく触れないようにしましょう。
また、胡蝶蘭の花は落ちてしまったら終わりというわけではなく、正しい処置をするとまたきれいな花を咲かせます。
花が落ちてきたら茎を支えていた支柱を抜き、下から4~5節目を斜めにカットしましょう。
花をカットした後も温度管理や水やりをしっかり行っていれば、また数カ月で花を咲かせてくれますよ。
まとめ
胡蝶蘭の水やりは空気が乾燥しているときには霧吹きでも水を与え、根本は乾燥して水分がなくなってからで十分です。
水をあげすぎは根腐れを起こすので、注意しましょう。
初心者の方は室内で、温度管理と置く場所に気をつけると、上手に育てやすくなります。
花が落ちてもキチンを処置をしていれば何度も花を咲かせてくれますので、花が終わっても次の花のために手を抜かないでくださいね。
華やかできれいな胡蝶蘭の花を長く楽しむためにも、初心者の方も正しい育て方をしっかりマスターしましょう。