冬の寒さをしのぐのに、とっても役に立つのが、使い捨てカイロですよね。
冷え切った指先やお腹をやさしく温めてくれて、冷え性の方にとっても強い味方です。
しかし、時々使い捨てカイロが、あまり暖かくないように感じることってないですか?
冷たくなっているように感じるカイロは、どうすればまた暖かくなるのでしょう?
今回は、そんな使い捨てカイロを暖かくする方法や、工夫した使い方などをご紹介したいと思います。
使い捨てカイロが温度低めの時はこうやって使おう!
使い捨てカイロは開封直後や、ずっと手に持ったままにしていると、徐々に熱がなくなり冷めた状態になります。
そんな状態になった使い捨てカイロを温めるには、どうしたらいいでしょう?
カイロを温めたいときに、カイロを揉む人も多いと思いますが、「揉むとカイロは温まる」という考え方は、実は間違っています。
揉むことで温かくなるのは昔の使い捨てカイロで、現代のものは揉まなくても自然に温まります。
むしろ、揉むことで袋から中身が出てきてしまったり、袋が破れるなどの問題につながるんです。
なので、今は使い捨てカイロを温めるために、揉む必要はありません。
ではどうすれば温まりやすくなるのでしょう?
カイロを早く温める方法、それは、カイロを振ってから息を吹きかけるという方法です。
カイロが温まる仕組みは、中に入った鉄が空気に触れることで酸化し、その際に熱が発生して暖かくなります。
振ることで中の鉄がほぐれて空気に触れる面が多くなり、息を吹きかけることで息に含まれた酸素が当たり、温まりやすくなります。
すぐに温めたいときにはとても効果的な方法なので、ぜひ一度試してみてくださいね。
しかし、酸化を早めるとその分カイロの持続時間は短くなってしまうので、注意が必要です。
使い捨てカイロを工夫していろいろなことに活用しよう!
みなさんは、使い終わった使い捨てカイロをどうしていますか?
「使い捨て」というくらいですから、ほとんどの方が捨ててしまっていると思います。
しかし、カイロは使い終わった後も工夫次第では様々な使い道があるんです!
すぐに捨ててしまうなんてもったいない!
使い捨てカイロの使い捨てない活用方法を、いくつかご紹介します。
■ 消臭剤として
使い捨てカイロの中身には、消臭効果がある「活性炭」が含まれています。
炭が消臭効果が高いということは、有名ですよね。
なので、使い捨てカイロにも消臭剤としての使い道があるんです。
使い方は袋に入れたままでも使えますし、中身を出して受け皿などに移しても使うことができます。
臭いの気になるタンスの中や、靴やブーツの中に入れておけば、使い終わったカイロが嫌な臭いを消してくれますよ。
■ 乾燥剤として
使い捨てカイロは除湿の効果もあり、乾燥材としての使い道もあります。
臭いと湿気のどちらも気になるようなところに置いておけば、そのどちらも吸収してくれる優れものです。
使い終わったカイロもすぐに捨ててしまわず、再利用してもっともっと使い切りましょう。
まとめ
使い捨てカイロは、中の鉄が酸化することで熱を発生させて暖かくなります。
揉むと温かくなるのは昔のカイロで、今は空気に触れるだけで温まるんです。
早く温めるには酸化させればいいので、振って空気に触れる面を増やし、息を吹きかけて酸素をたくさん当てましょう。
私も以前は使い捨てカイロを温めたいときはついつい揉んでいましたが、今は何の意味もないのでやめています。
使い終わった後にも消臭剤や乾燥剤として再利用することができるので、すぐに捨ててしまってはもったいないですよ。
使い捨てカイロは工夫次第で早く温めたり、別の使い方ができます。
ぜひみなさんも使い捨てカイロを上手に使って、寒い冬を乗り切りましょう!